1 事業の趣旨
鳥取県の児童・生徒等の創作作品を発表する場を提供し、出展機会を拡大することで、芸術文化活動への意欲を高め、県内の青少年の美術活動の助長と振興を図ることを目的とする。次代の芸術家を目指す青少年の登竜門としても位置づける。
2 事業の概要
(1)主催 鳥取県・鳥取県教育委員会
(2)対象 小中学生
(3)部門 3部門「絵画・デザイン」「書写」「写真」
(4)作品 出品数…約4,400点 展示数…約1,400点
(5)表彰 知事賞、教育長賞、奨励賞を設け、それぞれ賞状と副賞を授与する。入選作品にも賞状を授与する。
(6)展示 @本展示(入賞・入選全作品展示)
A巡回展(入賞及び各地区の入選作品を展示)
3 主な日程
1運営委員会 |
5月上旬、5月下旬、2月下旬 |
2開催要項配布 |
7月上旬 |
3作品受付〜審査 |
10月中旬〜下旬 |
4展覧会
(会場は予定) |
11月下旬〜1月中旬
中部…倉吉博物館(11月下旬)
西部…米子市美術館(12月中旬)
東部…県立博物館(1月中旬) |
4 前年度との変更点
・高校部門を廃止(21年度より)
・審査員の選定を行うため運営委員会を年2回→3回に増加
・中学生の知事賞を学年ごとに選出するなど、入賞作品数を増加させよりジュニアの励みとなる展覧会へと充実を図る。更に部門ごとに最も将来性のある1作品に特別賞を与え、副賞として都内博物館等への研修旅行を設ける。
5 経費の内訳
(単位:千円)
| 22年度 | 21年度 |
運営委員会・審査会経費 | 634 | 500 |
表彰式(副賞)経費 | 778 | 332 |
展覧会開催経費 | 9,070 | 9,897 |
合計 | 10,482 | 10,729 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
鳥取県の児童・生徒等の創作作品を発表する場を提供し、出展機会を拡大することで、芸術文化活動への意欲を高め、県内の青少年の美術活動の助長と振興を図ることを目的として開催。次代の芸術家を目指す青少年の登竜門としても位置づけ。
<近年の取り組み>
・高校部門の廃止→高校生は県展等に出品することでレベルアップを図ってもらう。ジュニアは小中学校に限定。
・審査体制の充実(高校廃止でも21人体制で審査)
・入賞作品の全国中学校総合文化祭への推薦
・副賞、参加賞の充実(図書カード増額、オリジナル定規など)
<現時点での達成度>
・21年度は4,239点の応募(20年度4,084点)。高校廃止にかかわらず出品数は増加している。
これまでの取組に対する評価
<分析>
「ジュニア県展」の名称がだいぶ定着してきて、例年出品される学校又は個人も多い。参加賞なども励みになると好感触を得ている。このまま内容を充実させていき、県内のジュニア誰もの目標になる展覧会に育てていくことが望ましいが、まだ回数が必要と思われる。
あとは、作品のレベルの向上だが、高校生がなくなった分どのように小中学生を育てていくのかということは今後検討が必要。
<今後の課題>
より一層参加者にとって魅力のある展覧会であるために、入賞数の増など励みを増す取り組みは不可欠。すそ野を拡大するとともに、次代の芸術家を目指すようなジュニアの意欲ある作品が多く集まるような展覧会にしていく。そのためには審査の充実も更に必要となる。