鳥取県版グリーンニューディール政策促進の一環として、フェロニッケルの精錬工程で発生するフェロニッケルスラグ(FNS)の利用促進を図るため、FNSの混入率を高めた土木資材の二次製品用コンクリートの技術開発を行う。
鳥取県グリーン商品として、鳥取県コンクリート製品協同組合より、FNS、発砲ガラスをそれぞれ、製品重量の5%、0.2%を混入したコンクリート二次製品の申請があったが、FNSの使用量が少ないことや、空気量が少ないため対凍害性の検証や適切な水セメント比(W/C)と強度の関係等が不明であり、公共事業で積極的に使用していくには、解決して行かなければならない問題点が多々存在する。
(検証できていない性能性等の問題を検証した上で、公共事業で積極的にFNSの混入率を高めた二次製品を使用していき、FNSのリサイクルの促進を図る。)
これらの問題点を(財)鳥取県建設技術センターが県内の研究機関(鳥取大学)と鳥取県コンクリート製品協同組合との調整及びマネジメントを行うことにより、FNSの使用量をアップさせた土木資材の二次製品用コンクリートの技術開発と検証を行いFNSの県内利用を促進する。