簡易魚道整備実験事業

• 平成17、18年のアユ資源回復調査で、堰堤によるアユの遡上阻害が不漁原因の一因であることが判明。
• 平成18年の堰堤実態調査で、１９２の内５２の堰堤で、魚道が不備または魚道機能が不十分と判明。
• 県が平成19年〜21年にモデル的に簡易魚道及び仮設魚道を設置。簡易魚道及び仮設魚道の設置効果が見られた。

（２）魚道整備の検討

　各河川毎に設けた魚道設置検討会において、早急な魚道整備が必要と判断された堰堤については、各堰堤毎に部会を設け、具体的な魚道整備の方法について検討する。

• 堰堤や魚道の構造は個々に異なるため、魚道の改善策（場所･構造等）は専門家による意見・提案が必要である。
• 遡上阻害状況を客観的に示す必要がある。

• 耕地課事業では地元（土地改良区など）負担が生じるため、地元の合意を得ることが困難である。
• 地元は魚道整備を行っても利益がないため、客観的な立場での魚道改善策の提案が困難。

• 魚道改善提案（委託）　　：６１０千円
• 　標準事務費　　　　　　　：１６２千円

　　　
千代川永野堰に設置した簡易魚道

日野川に設置した仮設魚道