○鳥取県将来ビジョン
取組の方向性として、「高齢者の方が生きがいを持って暮らし、豊かな知識と経験を生かして様々な分野で活躍できる社会の実現を目指す」として、高齢者の社会参加を促進を掲げている。
○平成21年度の取り組み
平成21年度は、上記フェアを開催するとともに、高齢者の人材バンクの創設(約300人の登録)、イベント情報や元気な高齢者の紹介等のホームページの開設するなど、元気高齢者へ焦点をあてた新しい取組みを開始したばかり。
○高齢化の進展とともに、今後も介護給付費、医療費の増大が見込まれる中、地域の中でいつまでも元気に暮らしていただくためには、今後とも、元気高齢者を対象にした介護予防、生きがいづくりは欠かせないもの。
○昨年実施したフェアについて、概要は次のとおりであるが、国が実施している高齢者に関する意識調査でも、地域活動への参加意欲は年々高まっているが、活動に当たっては、行政に対して情報提供を求める割合が高いことが示されていた。フェアの開催により団体の紹介などを行いながら、高齢者を社会参加に促すきっかけづくり、機運を醸成は、必要なこと。
【平成21年度の実施状況】
1 日時 平成21年11月10日
2 場所 倉吉体育文化会館
3 参加者 約80名
4 参加団体(9団体) ※中部開催のため、中部地区を中心に活動している団体が出展
(NPO法人未来、NPO法人養生の郷、東郷湖メダカの会 等)
5 内 容
○講演
○参加団体の紹介と参加者と団体との情報交換
6 取組の成果
各参加団体に反響、効果について聞き取りを行った結果、会員として加入という結果にはつながらなかった(各地区の老人クラブ加入は把握できないが)ものの、主に次の声が寄せられた。
(1)マッチングに対する効果(具体例)
・退職された方が、NPO未来の新規出店事業に関心をもたれ、 4件程度問い合わせがあり。(飲食、物販、手芸の店など)
出店に向けた資金等の調整中の案件あり。
・NPOトラベルボランティアの活動に共鳴し、同団体が主催する接遇研修を受講され、障がい者等の支援に対する活動に意欲をもたれている方あり。
(2)参加団体の意見
・出展された団体からの意見では、総じて満足度が高く、団体のPR、ブースによる活動紹介は好評。他の団体の活動を聞くことができて、つながりができ、活動の幅が広がったとの意見が多く、開催の継続を望む声があった。
具体的には、
・琴の浦まちおこしの会の紙芝居が、各老人クラブや公民館での活動への波及
・NPOトラベルボランティアは、特色ある郷土料理などの提供されている団体などと連携し、知恵を借りながら、事業を進めたいと考えている。