事業内容
米子空港滑走路延長事業に伴い境港市(境港市土地開発公社)が先行取得した土地を県が利用するために買い戻すもの。
補正額
事業費 C=18,605千円
公有財産購入費 17,258千円
補償、補填費 1,347千円
買い戻し後の土地利用
米子空港駐車場は、県、米子市及び境港市が共同で運用しているが、駐車台数が不足し満車日が発生する状況となっている。
また、2500m滑走路の供用により、
・より遠くの国への旅行による、駐車期間の長期化。
・大型機の就航による、より多くの旅客の利用。
となることから、今後、さらに満車日が増加すると思われる。
当該地は、米子空港から約550mの位置にあり、臨時駐車場として利用することが可能であることから、県が買い戻しして駐車場不足の解消を図る。
経緯
・先行取得が必要であった理由
米子空港滑走路延長に伴うJR地下化事業の計画を平成13年に地元説明した際、今回買い戻す土地に建築計画があり、着手目前であることが判明した。
事業の円滑な進捗と土地所有者の意向を受けて速やかに土地を取得する必要が生じたため、境港市に土地の取得を依頼。これを受けて市は土地を取得した。
その後、JR境線地下化計画が平面迂回に変更となり、事業用地として不要となったため、それ以降、境港市は市公共事業の代替地等で利用できないか模索してきたが、いよいよ見つからないとして、平成22年3月16日に買い戻しの要請された。
平成13年1〜2月 JR仮線工事の計画説明
工場建設の計画があることを確認
平成13年6月 土木部長から境港市長へ公文書で依頼
平成13年10月 境港市土地開発公社が用地取得
平成15年10月 JRが平面迂回となり、仮線用地が不要となる
平成16年7月 地元消防団車庫移転先地として調整開始
平成18年秋 消防団車庫移転先地としての利用を断念
平成18年以降 境港市が有効利用を検討するも見当たらず
平成22年3月 境港市長から知事に買取を要請される