◆復活要求額(債務負担行為要求額)◆
○加茂川 C=116,713
○大川 C= 83,745
計 C=200,458
◆復活理由◆
狭小な河道及び、取水堰、橋梁が流下阻害となり、近年の家屋の浸水被害が発生。
近年の局所的豪雨が顕在化する中、常に浸水被害の危険性が高い状況。
早急な浸水解消に向けて河川改修を実施する必要があり、改修の工程、昨年度までの地元説明経緯から、用地買収の緊急性が高いため、復活要求を行う。
なお、要求額にあっては、単年度の買い戻しを行うことによる工程の再検討により、単県費の縮減を図る。
○加茂川
・狭小河道に多数連なる取水堰、橋梁により、流下能力は1/2確率規模以下。
・平成2年9月豪雨(1/2確率程度)により浸水被害発生。
(床上5戸、床下30戸)。
<計画規模1/50の雨量による浸水被害想定 床上22戸、床下41戸>
・早期の治水安全度を確保するため、暫定改修によるコスト縮減を図り、奈喜良橋下流の市道橋、取水堰を改修完了。
・本年度の工程として、奈喜良橋から新山橋までの、取水堰2基、市道橋2基、県道橋1基の連担部に着手。
・昨年度までに関連する農地、宅地の買収に関する地元説明を終え、本年度に用地買収交渉する予定。
(浸水に関連しない集落にあっても、改修に伴う農地買収へ協力する意向。)
・改修着手にあたっては、当該箇所の用地買収が不可欠。
・さらに地元説明した工程不履行が、事業への不信による買収難航をもたらすおそれ。
・よって早急な浸水解消、地元約束を履行するため、公社による先行取得を実施する。
(H25年度末までに床上浸水を解消: 1/10確率規模での暫定改修
<計画1/50確率規模>)
○大川
・狭小河道に伴い、流下能力は1/2確率規模以下。
・平成10年7月豪雨(1/2確率以下)で、上流諏訪集落で浸水被害発生。
(床下4戸)
<計画規模1/20の雨量による浸水被害想定 床下38戸>
・浸水解消を図るため、平成17年から浸水集落までの改修に着手。
・浸水に関連しない下流集落からの用地協力が難航。
・H22年3月に、事業休止を含め、改修の必要性を、上下流住民への説明した結果、関係住民、米子市から事業継続の強い要望あり、改修区間全域の用地買収への協力を表明。結果、難航していた用地買収が大きく進展。
・早期の浸水解消に向けた住民協力の気運が高い中、早急な用地買収を行い、改修完了を図る。
・早急な浸水解消をめざし、住民連携による改修完了を図るため、公社による先行取得を実施する。 (H26年度末までに浸水を解消)