1 事業内容
「安心・安全で充実した学校環境づくり」を図るため、県立学校等の適正管理を行うための経費である。
2 調整要求の概要
・教育施設に保管されているPCB廃棄物のうち、多額の処理経費を要する安定器について、22年度から複数年で処理を行う。
・22年度は、米子工業高等学校に保管中の機器(1,104台、2,068kg)を処理する。(現在改築工事中で23年度に既存校舎を解体予定であるため。)
・処分場である日本環境安全株式会社北九州事業所と処理委託契約を締結し、PCB廃棄物の処理を行う。
◆処分経費…66,974千円
◆運搬経費…746千円
※かねて処理時期の調整をしていたところ、H22年度中の処理
が可能との内諾を得たため、課長調整要求するもの
<参考・PCBについて>
・トランス、コンデンサ、安定器等の電気機器に使用されていたが、その毒性の問題等から、昭和47年に使用が禁止された。
・平成13年にPCB特別措置法が制定され、平成28年7月までに適正に処分することが義務付けられた。
・鳥取県など西日本17県のPCB廃棄物は、日本環境安全株式会社が福岡県北九州市に設置した処理施設において処分する。
3 課長計上の概要
(単位:千円)
事業内容 | 課長査定 | 調整要求 |
公共建築物定期点検業務委託 | 54,017 | - |
学校警備委託 | 5,553 | - |
ガス式エアコン保守点検委託 | 7,000 | - |
建築物環境衛生管理業務委託 | 946 | - |
公共下水道受益者負担金 | 7,892 | - |
公用車重量税等 | 826 | - |
森林保険料 | 7 | - |
土地使用料 | 6,628 | - |
電気工作物保安管理等業務委託 | 13,037 | - |
消防用設備保守点検業務委託 | 21,638 | - |
地上デジタル化対応整備事業 | 834 | - |
(追加)PCB安定器等処理委託 | - | 66,974 |
(追加)PCB安定器等運搬委託 | - | 746 |
合計 | 118,378 | 67,720 |
4 調整要求理由
・全てのPCB廃棄物を処理するには多額の経費を要するため、22年度から複数年で処理し、単年当たりの経費を平準化する。
(現時点で処理料金が確定、推定できるもの:約135,270千円)
・米子工業に保管中の機器を22年度中に処分する。
(既存校舎を23年度に解体予定。処理できなければ、新たな保管場所の確保と機器の移動が必要となる。)
5 その他
国交付金の活用に伴い、教育施設営繕費に充当していた県立学校敷地内駐車使用料を本事業への充当とする。