現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 教育委員会の青谷上寺地遺跡発掘調査事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:文化財保護費
事業名:

青谷上寺地遺跡発掘調査事業

将来ビジョン関連事業(楽しむ/価値実感生活)

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教育委員会 文化財課 青谷上寺地遺跡調査係  

電話番号:0857-85-5011  E-mail:kyouikubunka@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 62,910千円 28,238千円 91,148千円 3.5人 16.0人 0.0人
22年度予算要求額 59,910千円 0千円 59,910千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,261千円    財源:単県  (要求額の内訳)  復活:4,261千円

部長査定:計上   計上額:4,261千円

事業内容

1 事業概要

青谷上寺地遺跡を国史跡として整備活用していくために必要なデータを得るため発掘調査を実施して、遺跡の詳細な内容を確認し、構造・景観などの実態解明を図り、『青谷上寺地遺跡保存活用整備構想』のコンセプトである「交易拠点としての港湾集落」の具体像を探る。

    発掘調査及びボーリング調査によって得られた膨大なバックデータの分析と検討を、景観復元プロジェクトチームにより3ヵ年計画(平成20〜22年度)で行い、その目的である遺跡全体景観の具体像をCGで復元する。

2 課長査定結果

内容
要求額
課長
査定額
復活要求額
景観復元CG
簡易プロポーザル委員旅費
236千円
236千円
景観復元CG
簡易プロポーザル委員謝金
56千円
56千円
景観復元図作成委託
9,030千円
3,969千円
9,322千円
4,261千円

【査定理由】
  • 景観復元図作成委託について、費用対効果や必要性が弱い。
  • 3ヵ年計画は予め認めたわけではないので、22年度事業としての必要性や今後の活用方法の整理をすること。

3 復活内容・理由

(1)復活内容
景観復元の目的である遺跡全体景観を復元したCGを作成する。
CGは、青谷上寺地遺跡の「最盛期」について、作成する。
 
(2)復活理由
【必要性】
@県民が来跡しても、高架の国道や県道、住宅、工場、水田といった景観が広がる現状であり、弥生時代の全体景観を体感できない。また整備後であっても、これらの全体景観は変えられない。
  →CGによる復元が全体景観を体感できる唯一の方法

ACG作成できないとなると、3ヵ年計画で行ってきた景観復元に向けた取り組みの成果は、専門家だけにしか理解できないものとなってしまう。

4 景観復元図の活用と期待される効果

【活用方法】
  • 埋蔵文化財センターHP上で、CGを公開。
  • 青谷調査室収蔵展示室でCGを公開・展示。
  • 青谷上寺地遺跡展示館にCGを提供し公開・展示。
  • 発掘調査中、調査の様子と併せてCGの一部を掲示し、来跡者に説明。
  • 史跡整備に活用。

【期待される効果】
@作成するCGによって、初めて県民が遺跡の全体景観の具体像を実感でき、国史跡としての価値を再認識できる。
A復元を行う範囲の広さや試料分析などを含めた今回の復元方法、作成するCGは世界的にも初と言っても過言ではない。さらに、CGのHP公開後は、青谷上寺地遺跡が世界的な注目を集めることが予想され、全世界に「弥生の王国 とっとり」を発信することができる。
BCGを活用することによって、史跡の整備をはじめとした一連の事業に県民の理解を得やすい。

5 景観復元CGのイメージ図


          青谷上寺地遺跡の現況
            ↓

         景観復元CG作成イメージ図

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<目標>
 遺跡の詳細な内容を確認、構造・景観などの実態解明
 ・弥生時代後期後葉の集落全体像の解明
 ・景観復元図作成

<取組>
 ・地区ごとに解明すべき課題を定めた詳細調査(発掘調査)の実施
 ・景観復元のためのボーリング試料の詳細な分析実施

※その他にも、埋蔵環境の継続的な観察、出土品の調査研究と活用を可能とするための保存処理を実施

<現時点での達成度>
 ・遺跡南側における集落様相を一部解明
 ・景観の基盤となる青谷平野の成り立ちを確認

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
 目的意識を持った詳細な発掘調査の実施により、青谷上寺地遺跡の弥生時代後期の様相が徐々に明らかとなってきている。
 また、ボーリング試料の分析により、青谷平野の成り立ちが明らかになるとともに、周辺の植生変化も分かりつつあり、弥生時代の景観が見え始めている。
 以上の点をより明らかなものとし、「交易拠点としての港湾集落」の具体像を描き出すためにも、継続的な取り組みが必要。

<改善点>
 青谷上寺地遺跡の集落像をより明らかにするための課題を抽出し、その解明のために最も有効と考える調査地点、調査面積等を設定した。

工程表との関連

関連する政策内容

青谷上寺地遺跡発掘調査

関連する政策目標

遺跡の中心部及び周辺部を調査研究し、遺跡の全容を解明する。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 55,649 19,420 0 0 0 0 0 104 36,125
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 4,261 0 0 0 0 0 0 0 4,261
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 4,261 0 0 0 0 0 0 0 4,261
要求総額 59,910 19,420 0 0 0 0 0 104 40,386

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 4,261 0 0 0 0 0 0 0 4,261
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0