1 事業内容
平成22年春期の低温により果樹の実止まり不良、品質低下の被害が発生し、収入が減少して資金償還が困難になることから、既貸付分の償還猶予、新規貸付分の償還期間の延長及び据置期間の設置に対応する利子助成を行い、農家の経営安定と再生産意欲の高揚を図る。
(特記事項)
適用災害や品目などの融資基準、融資時期は利子補給運営委員会でその都度決定。
2 財政課長査定結果
<査定結果>認めない(制度要望)
<査定コメント>
資金緩和対策については、今回の低温被害対策に限った特別措置として、経営改善計画等により改善見込みのある農業者への支援となるよう再検討してください。
3 査定結果への対応
(1)貸付期間5年以内(うち据置2年以内)の制度要求を行い、今後の気象災害等の連続発生に備える。
(2)据え置き期間を適用する者については、借入申請時に、経営収支を含めた返済計画の提出を条件とする。
4 制度要求の内容(償還猶予、償還期間延長等)
(1)既貸付分の償還猶予
平成22年度と23年度の2年以内の償還猶予期間を設ける。
(2)新規貸付分の償還期間の延長、据置期間の設置
5年以内の償還期間、内据置期間2年以内とする。
5 要求額
既貸付分の償還猶予に伴う利子助成額の増額に対応する。
・当初予算額 : 4,791千円
・6月補正額 : 1,147千円(融資枠の拡大)
・今回要求額 : 0千円(償還猶予への対応)
※平成22年度償還猶予に対応する利子助成として、372千円の増額が必要となるが、当初予算要求時の平成21年度貸付見込み3億円に対して73,758千円の実績であったため、現形予算額の範囲内で対応可能。
※新規貸付分の償還期間の延長、据置期間の設置に伴う利子助成については、平成22年度中に償還が無いことから、平成22年度事業分は現形予算額の中で対応することとなり、平成23年度事業以降の利子助成額が増額となる。