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平成22年度予算
9月補正予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

原木テスト輸出検証支援事業

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農林水産部 森林・林業総室 県産材・林産物需要拡大室  

電話番号:0857-26-7307  E-mail:sinrinringyo@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 6,000千円 0千円 6,000千円 0.0人
6,000千円 0千円 6,000千円 0.0人

事業費

要求額:6,000千円    財源:単県  (要求額の内訳)  復活:6,000千円

部長査定:保留   保留額:2,000千円

事業内容

1 事業の内容

県内の港からスギなどの原木を海外にテスト輸出する事業者に対して、必要な経費を支援する。


    (1)事業主体 
     鳥取県森林組合連合会(鳥取県木材輸出連絡協議会事務局)
    (2)補助対象経費
     山土場から港湾までの搬出運搬、港の沿岸荷役・港湾荷役及び輸出における各種手続き(税関や植物防疫等)等に要する経費。
     なお、原木の買い取り価格と船賃は含まないものとする。
    (3)補助金額
     補助率2/3(6,000千円を上限)

2 要求額

6,000千円×1回=6,000千円

3 財政課長査定結果

(査定結果)ゼロ査定

(査定内容)
 境港を利用する方が安価であり、鳥取港のメリットがない。また、テスト輸出をしても今後に繋がると考えられない。

4 復活要求理由及び査定結果への対応

(復活要求理由)
 今後、原木の輸出時代が到来する中で、陸送コストの面から西部地域は境港を東部地域は鳥取港を利用することが考えられるが、鳥取港は港の利用条件が十分でなく、コスト面で格差が生じるため、その格差をできるだけ解消する必要がある。
 そのため、今回のテスト輸出は鳥取港でのコスト削減のあり方について、鳥取市(2,000千円の支援)とともに検証することを優先する。
 また、境港の利用も念頭に置いて、原木輸出のあり方を検証する必要がある。

(査定結果への対応)
ア 鳥取港のメリット
 東部地域では陸送コストの面で鳥取港を利用するメリットがあり、今後、原木輸出が継続するとなれば、資材の再利用や作業員の現地確保、鳥取県森林組合連合会による沿岸荷役作業の実施によりコスト削減が進むとともに、将来的には港湾荷役業者の事務所が設置され、境港と同等程度のコストが期待される。

イ 原木輸出の継続性 
  • 平成20年度末で原木の搬出量は170千m3で、作業道の整備や高性能機械の導入が進む中で、原木の搬出量は増加の傾向にある。(平成22年度末は200千m3の見込み)
  • A材(製材用)は需要は高いので今後も利用が進むものの、B材(合板用)やC材(パルプのチップ用)の県内又は国内での消費は、今後、頭打ちとなる可能性があり、B材やC材の新たな販路開拓である海外輸出が必要となる。
  • 輸出の中心はB材であり、継続性の可能性は高いと考えられる。
 よって、これらの状況から、鳥取県木材輸出連絡協議会では原木輸出を継続する計画としている。

5 背景及び目的

 日野川流域は近隣に間伐材を大量に消費する企業がある一方、千代川流域と天神川流域には住宅用の製材品以外大量に間伐材を消費する企業が近隣になく、県内外の合板工場へ持っていく他には販売ルートがない状況である。今後、間伐材が増える中で、海外輸出などの新たな販売ルートの確保が必要となっている。
 森林組合等には大量の原木輸出のノウハウがないため、今回テスト輸出に対する支援を行い、県内の原木の輸出を促進する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・平成8年頃に、鳥取港を使った中国からの砂の輸入の帰り便にスギの原木を5本程度輸出したが、その後オファーはなかった。

・平成13年頃に輸出の検討が行われたが、進展はなかった。

これまでの取組に対する評価

これまでは、国内での価格が高値で取引されていたため、県内又は国内消費にしか目が向いていなかったが、現在は最も価格が高かった頃と比較して1/3以下となり、新たな販売ルートの確保が必要となっている。

財政課処理欄

  

 テスト輸出への支援ということから、木材輸出体制が整備されている境港は対象外とし、鳥取港を利用した木材輸出をモデル的に実施する取組に対して、初回の1回に限り支援することとします。
 支援については、境港を利用する際に係る経費との差額相当分とし、鳥取港を利用する場合の港湾荷役や各種手続きに係る経費の1/6(上限2,000千円)とします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 6,000 0 0 0 0 0 0 0 6,000
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 6,000 0 0 0 0 0 0 0 6,000
要求総額 6,000 0 0 0 0 0 0 0 6,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 2,000 0 0 0 0 0 0 0 2,000
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0