1 概要
(1) 救命救急センター機能を向上させる機器整備
中央病院の集中治療室(以下「ICU」という。)は縦長であるため、スタッフの目が全体に行き届かず、直視による管理ができない等構造的な問題がある。この問題を解決するため、ICUの入院患者(定員20人)の生体情報を1箇所で集中管理できる機器を整備する。
(2) 効率的な配置等とするためのICU改修工事
平成22年度の耐震補強工事に併せて、ICU内を効率的な配置に改修する。
2 現状
中央病院のICUは縦長で、すべての患者に目が行き届かない形状であるため非効率的(ICUの理想は集中管理しやすい正方形)
- 医師当直室、看護師休憩室の配置が不便な場所であるとともに面積が狭小
- 患者家族との面談室が1室のみ
3 事業内容
(1) 患者生体情報モニタ等の機器整備(47,921千円)
セントラルモニタ2台(新規、9,040千円)
ベッドサイドモニタ11台(2台追加、9台更新、18,343千円)
生体情報管理システム(サーバー容量の拡大、9,999千円) 等
(2) ICU改装工事(14,418千円)
緊急処置用等の診療材料を保管する資機材スペースを拡大
面談室の移設・増室(1室→2室)
医師当直室及び看護師休憩室の移設・拡大
分電盤の増設、医療ガス設備の移設 等
4 所要経費
(単位:千円)
区分 | 所要 | | 財源内訳 | | 備考 |
| 経費 | 起債 | 繰入金 | 内部
留保 | |
機器 | 47,921 | 15,900 | 31,947 | 74 | |
工事 | 13,395 | | 8.930 | 4,465 | |
設計 | 1,023 | | 682 | 341 | |
計 | 62,339 | 15,900 | 41,559 | 4,880 | |
≪参考≫地域医療再生計画で取り組む事業
【23】救急医療・災害医療の体制強化の施設・設備整備への
支援 → 財源:基金2/3