事業費
要求額:940千円 (前年度予算額 738千円) 財源:単県
事業内容
背景・目的
中部地区には優れた特産物が多くあるにもかかわらず、認知度が低いことや料理法がわからない等の理由から生産が伸びていないのが現場で、これら特産物を栽培しているのは、個人であったり、小規模なグループであり、生産軌道に乗れていない。
また、販路・消費拡大が進みにくい状況にある。
中部地区特産物の生産基盤の確立、規模拡大および販路拡大を目的とした「中部地区特産物フェア」を開催し、広く消費者へPRし、中部の中山間地域全体の連携強化と活性化に結びつける。
事業内容
1.可能性を調査する(発掘)
特産物の掘り起こし、生産の確立、拡大への可能性調査(売れ筋リサーチ)、調理方法、加工品とのマッチングに要する経費を支援する。
2.生産の基盤の確立、規模拡大(定着)
一定量の生産・出荷規模に育成する経費を支援する。
3.販路の開拓(特産化)
「中部の地域特産物を愛でる会」の開催。
生産が確立されつつある地域特産物を地元旅館・ホテル・レストラン等に新しい食材を使った料理を提案、試作してもらい、レシピの作成や各施設でのオリジナルメニューの開発を行う。
4.県外および地域内でのPR(販路拡大)
「中部の地域特産物を愛でる会」で紹介された特色ある食材を利用し、市内ホテルが「中部特産物フェア」を開催するために必要となる経費の一部を支援し、中部食材の定着、地元における域外消費者に効率にPRする。
所要経費
事業区分 | 事業内容 | 事業主体 | 事業費 | 要求額 | 負担割合 |
可能性調査 | ・市場調査に係る旅費
・売り込みに係る経費 | 倉吉市および東伯郡内の2名以上の生産者組織。
農業生産組織等の団体。 |
180 |
60 | 県:1/3
市町:1/3
事業主体:1/3 |
生産基盤・
規模拡大 | ・種苗、肥料、農薬、雨よけ等の資材費
・生産規模拡大のための地代
・流通の集約化、運搬に係る燃料費、役務費 | 1,134
(700)
(280)
(154)
| 378 |
販路開拓 | 「中部の地域特産物を愛でる会」の開催(60人)
・材料費
・試作費
・会場使用料
・レシピ等の印刷費 | 農林局 | 300
(250)
(50) | 300 | 県:10/10
|
販路拡大・PR | 「中部特産物フェア」に係る食材費 | 中部地区
大型ホテル・レストラン等 | 404 | 202 | 県:1/2
事業主体:1/2 |
合 計 | 2,018 | 940 | |
事業実施期間
平成21年から23年の3年間
※販路拡大部分を拡充し、より効果的なPRを行う。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈政策目標〉
多様な農業の担い手の育成・確保
〈取り組み〉
1.可能性調査、生産基盤の拡大
・アンテナショップ等における中部特産物の可能性調査の実施。
・種苗の購入など生産の拡大。
2.「中部の特産物を愛でる会」を11月に実施。
・特産物の選定、メニュー、調理法、会の企画調整。
これまでの取組に対する評価
〈自己分析〉
可能性調査を行うことにより、販路および生産基盤の拡大につながる可能性が、21年度事業実施者で見え始めた。
本事業で対象とする団体は生産規模が小さいものが多く、22年度に向けての取り組み意向の生産者もあり、継続しての支援が多様な担い手の育成・確保に結びつく。
また「愛でる会」を企画し、生産者と飲食店、旅館組合等とのマッチングにより、販路拡大の可能性も示唆され、今後マッチングの場として継続していくとともに、需要拡大のための食材の定着に向けたPRも必要。
〈改善点〉
販路拡大のためには特色ある食材の定着が必要であり、地元における域外消費者へPRするためにの「中部特産物フェア」を事業に追加する。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
738 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
738 |
要求額 |
940 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
940 |