湖山池ヒシ対策事業／平成22年度当初予算（財政課長段階要求状況）／とりネット／鳥取県公式ホームページ

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
22年度予算要求額	15,000千円	1,614千円	16,614千円	0.2人	0.0人	0.0人
21年度当初予算額	15,000千円	1,657千円	16,657千円	0.2人	0.0人	0.0人

事業費

要求額：15,000千円　（前年度予算額 15,000千円）　　財源：単県　

事業内容

１．背景及び目的

湖山池では近年ヒシの繁茂範囲が拡大し、これに伴い湖水の循環が遮られ水質への影響が年々強く出てきている。このため、県では回収船「みずすまし号」を導入し、平成１５年度から湖山池の『水の循環の改善』を目的に水道（みずみち）を作る形態でヒシの除去を実施してきた。

しかしながら、ここ数年は湖岸に居住する住民から『ヒシの腐敗による悪臭対策』を求める声が多く上がっており、水質に加えて悪臭対策が新たな課題となっている。

このため、『水循環＋悪臭』に対する抜本的な取り組みとして、平成２１年度から総合的なヒシ対策に取り組みを始め、覆砂によるヒシの発芽抑制試験など、有効なヒシ対策について検討を開始している。

２．所要経費

（平成２２年度要求額）
１５，０００千円

＊平成２１年度当初：１５，０００千円

３．要求内訳

（１）成長後ヒシの除去

水道（みずみち）の形成【水質対策】（毎年）

回収船等により水道（みずみち）を形成し水質環境を改善
除去量Ｖ＝４０トン　　　　要求額Ｃ＝５，５００千円

悪臭発生時に除去【悪臭対策】（毎年）

悪臭発生時に緊急的に対応する
除去量Ｖ＝１６トン　　　　要求額Ｃ＝２，０００千円
（２）湖岸で腐敗したヒシの収集処分【悪臭対策】（毎年）
腐敗し悪臭を発する前に速やかに除去
除去量Ｖ＝１０トン　　　　要求額Ｃ＝１，０００千円
（３）幼少期の除去【水質・悪臭共通対策】（試験施工：ｈ２１～ｈ２３）
ヒシが水面まで成長しない間に除去するため、面積当たりの量（かさ）が少なく効率的
除去量Ｖ＝２７トン　　　　要求額Ｃ＝３，４００千円
（４）覆砂による萌芽抑制【水質・悪臭共通対策】（試験施工：ｈ２１～ｈ２３）
河床掘削残土（砂）を活用しヒシの萌芽抑制効果を検証
実施面積Ａ＝５，０００ｍ２　　要求額Ｃ＝２，０００千円
※湖山池水質浄化協働推進事業と連携し専門家の意見を聞きながら試験的に実施
（５）各対策の効果検証
平成２１年度に試験施工した（３）（４）工法の効果を検証
（６）回収船維持経費
不具合修繕、保険料ほか　　要求額C=１，１００千円

４．その他

＜事業の委託＞

事業のうち漁船を使用するものについては湖山池漁協協同組合へ委託する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成１４年度にヒシ回収船「みずすまし」を導入
平成１５年度から本格的にヒシ対策を実施
平成２０年度から新たなヒシ回収方法としてチェーンを使用
平成２１年度からヒシ回収はチェーン工法に限定するとともに、幼少期の除去及び覆砂等、新たな効率的なヒシ対策の検討に着手

これまでの取組に対する評価

平成２１から３ヶ年計画で新たなヒシ対策工法を検討中

工程表との関連

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	15,000	0	0	0	0	0	0	0	15,000
要求額	15,000	0	0	0	0	0	0	0	15,000

湖山池ヒシ対策事業

トータルコスト

事業費