事業費
要求額:1,200千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
事業内容
1 事業の概要
中山間地域の集落では、人口の減少や高齢化等により農業を守り続けることが難しくなっている。特に、労力不足から畦畔法面の草刈作業や水路の維持管理が困難になりつつあるため、農業を継続するために必要な労力軽減策や労力提供等の支援を行う。
2 背景
現状と課題
・中山間地域集落を対象に実施した「じげの農業復興プロジェクト支援事業」の集落座談会で、最も困っているのは、畦畔法面の草刈りや水路の維持管理であるとの意見が多く出された。
・中山間地域では人口の減少や高齢化が進み、地域の人だけでは、農地や水路の維持保全が難しくなりつつあり、このままでは農業の継続のみならず集落の維持が困難となることが想定される
3 事業内容
(1)「らくらく草刈り道」の造成支援
・畦畔法面の草刈り作業が安全で楽に行えるよう、峡幅作業道造成機を購入し、集落へ無償リース
・造成作業に必要な燃料費やその他経費は農家・集落で負担
(2)中山間地域「のうぎょう守り隊」
・中山間地域の農業継続にマンパワーを必要とする集落について「ボランティア事務局」への情報提供など、ボランティア活動の広がりを支援
・「農山村ボランティア」の活用が困難な場合に、事務所職員による「のうぎょう守り隊」を結成し支援活動を実施
(3)対象地域
管内の中山間地域の集落
4 要求額
事業区分 | 事業内容 | 事業主体 | 要求額 | 負担割合 |
「らくらく草刈り道」の支援 | ・峡幅作業道造成機のリース
・造成作業の現地指導 | 県 | (750)
750 | 10/10 |
中山間地域
「のうぎょう守り隊 | ・「農山村ボランティア」活用への支援
・職員による農作業支援活動 | 県 | (450)
450 | 10/10 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
様々な支援活動を通じて補修技術の指導や地元の維持体制作りを
支援
<取組状況>
・これまでにモデル集落を4集落選定し、座談会を実施。集落および
農業の現状や直面する課題、将来への想い等について意見交換を行 なった。
・集落から出された意見について、局で構成するプロジェクトチーム
により対応策を協議し、協議結果を集落に提案することとしている。
<各集落に共通な農業の問題点>
・「農地・水路畦畔の草刈り」と「水路の泥上げ等の管理作業」
・中山間地では農家の高齢化や減少により、作業が限界状態になりつ
つある。
これまでの取組に対する評価
<問題点に対する改善策>
1.中山間地の農地畦畔は、傾斜が急なうえ法長が長いため、作業
の効率が悪くまた危険を伴うため、対策が望まれる。
しかしながら、作業道造成機は、認知度が低く、また、作業道を
設置すれば、機械は不要となることから、普及が進まない状況。
・以前農業試験場が実施した作業道造成機の試験施工を見た集 落から、機械があれば是非実施したいという声があった。
・畦畔へ作業道を設置することにより、作業時の足場が確保され
作業効率の向上及び危険性の改善が図られる。
2.次の世代を担う後継者がいないために、将来の集落の姿が描け
ないという意見があり、マンパワーの支援や外部との交流を図る
機会を作ることが必要。
・職員による直接支援を実施し、これを契機とした農村ボランティア
の導入のきっかけづくりを図る。
住民参加型の農地保全活動の実施や、ボランティアの受入による
外部との交流を図ることで、将来への農地の維持保全の啓発へとつ
ながることが望まれる。
工程表との関連
関連する政策内容
農村地域資源の維持保全への支援
関連する政策目標
様々な支援活動を通じて、補修技術の指導や地元の維持体制づくりを支援
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
1,200 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,200 |