事業費
要求額:672,620千円 (前年度予算額 835,519千円) 財源:国1/3、1/5
事業内容
1 事業目的
適正な森林整備を実施することにより、森林の有する多面的機能の維持発揮と山村地域の健全な発展を図る。
2 事業内容
(1)事業内容
人工造林、雪起こし、下刈り、除間伐、枝打ち、作業道の開設等
(2)補助率
区分 | 規定補助率 |
国 | 県 | 計 |
森林環境保全整備事業 | 育成林整備事業 | 公的森林整備推進事業 | 0.3 | 0.2 | 0.5 |
流域育成林整備事業 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
機能回復整備事業 | 保全松林緊急保護整備事業 | 0.5 | 0.2 | 0.7 |
被害地等森林整備事業 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
里山エリア再生交付金 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
美しい森林づくり基盤整備交付金 | 0.5 | − | 0.5 |
※漁場保全の森づくり事業及び水源地域保全整備事業は森林環境保全整備事業に準じる。
3 事業主体
市町村、造林公社、森林組合、森林施業計画の認定を受けた者、特定間伐等促進計画に基づき間伐等を実施する者、森林所有者等
4 予算要求方針
森林の有する多面的機能の発揮と山村地域社会の健全な発展に資するため、次の森林整備を支援する。
| 支 援 内 容 |
1 | 間伐に重点を置いた森林の整備
(造林事業における間伐目標面積2,900ha/年) |
2 | 森林被害の復旧等諸条件に応じた森林の整備 |
3 | 居住地周辺における防災、景観等に配慮した森林の整備 |
4 | 森林による濁水の緩和等の漁場環境の保全効果を高めるために行う森林整備 |
5 | 農業用水の安定的な供給を図るために農業用水の水源地域で行う森林整備 |
6 | 竹林の拡大防止のために行う林種転換と人工林に侵入した竹の駆除 |
7 | 松くい虫被害対策の一環としての樹種転換の推進と衛生伐の積極的な活用 |
8 | 人工林の若返りを図るための再造林の推進 |
5 予算要求額
国予算規模の伸び率に合わせ、前年度予算対比85%の額とする。
6 その他
里山エリア再生交付金については、内閣府行政刷新会議において廃止の裁定を受けたところ。現在、林野庁において制度廃止を含めた検討がなされているが、見通しは不明。
制度廃止となった場合、実施計画箇所を森林環境保全整備事業に振り替えて実施する予定。
箇所表
(単位:千円)
NO 新規/継続 区分 |
事業箇所 |
全体計画 |
当年度要望 |
備考 |
事業概要 |
期間 |
事業費 |
事業概要 |
要求額 (うち国庫) |
査定額 (うち国庫) |
前年度予算額 当年度以降残 |
001 継続 公的森林整備推進 |
箇所なし |
森林整備 302ha |
H22-H22 |
96,053 |
森林整備 302ha |
96,053 (57,632) |
|
002 継続 流域育成林整備 |
箇所なし |
森林整備 639ha |
H22-H22 |
162,268 |
森林整備 639ha |
162,268 (121,701) |
|
003 継続 保全松林緊急保護整備 |
箇所なし |
森林整備 557ha |
H22-H22 |
74,527 |
森林整備 557ha |
74,527 (52,832) |
|
004 継続 被害地等森林整備 |
箇所なし |
森林整備 7ha |
H22-H22 |
1,782 |
森林整備 7ha |
1,782 (1,337) |
|
005 継続 里山エリア再生交付金事業 |
箇所なし |
森林整備 369ha |
H22-H22 |
93,624 |
森林整備 498ha |
93,624 (70,218) |
|
006 継続 漁場保全の森づくり事業 |
箇所なし |
森林整備 444ha |
H22-H22 |
112,732 |
森林整備 444ha |
112,732 (84,527) |
|
007 継続 水源地域保全整備事業 |
箇所なし |
森林整備 199ha |
H22-H22 |
50,490 |
森林整備 199ha |
50,490 (37,674) |
|
008 継続 県費上乗せ補助 |
箇所なし |
県費上乗せ補助 |
H22-H22 |
60,757 |
県費上乗せ補助 |
60,757 (0) |
|
009 継続 県事務費 |
箇所なし |
事務費 |
H22-H22 |
20,387 |
事務費 |
20,387 (6,279) |
|
※国の予算内示の状況など予算編成過程で生じた事情の変更等により、財政課長査定段階までの間に、
要求内容の変更(要求額・事業箇所の変更等)を行うことがあります。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
森林の有する多面的機能に応じた整備を進めるため、一定の要件を満たす森林整備に対し幅広く助成している。
近年は、松くい虫被害地対策への支援、竹林の拡大防止、間伐の推進などを重点的に実施中。
これまでの取組に対する評価
造林面積については減少傾向であり、近年は100ha前後で推移。
一方、間伐面積については増加傾向にあり、平成21年度では前年度に比べ15%増の2,522haを見込んでいる。また、間伐のうち、搬出間伐の割合が増加しており、地球温暖化防止のための二酸化炭素吸収源としての森林環境の保全と共に地域資源の活用に貢献している。
工程表との関連
関連する政策内容
森林の保全・整備の促進
関連する政策目標
間伐の推進
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
835,519 |
510,277 |
0 |
0 |
0 |
169,000 |
0 |
0 |
156,242 |
要求額 |
672,620 |
432,200 |
0 |
0 |
0 |
145,000 |
0 |
0 |
95,420 |