事業費
要求額：566千円 （前年度予算額 566千円） 財源：単県
事業内容
１ 事業内容
環境が悪化した両池において漁場環境の改善を図るため、漁業者がボランティア団体と連携しゴミの回収を行い、漁業者や県民の環境保全意識を高める。
（１）事業実施主体：湖山池漁協、東郷湖漁協
（２）対象経費：池底清掃、池岸清掃に要する経費
（３）県補助率：１／３ （市町村への間接補助）
（４）事業期間：平成２１〜２３年度
＊補助事業者：鳥取市、湯梨浜町
＊間接補助事業者：湖山池漁協、東郷湖漁協
（単位：千円）
実施場所 | 事業主体 | 総事業費 | 負担区分 |
県 | その他 |
湖山池 | 湖山池漁協 | ９００ | ３００ | ６００ |
東郷池 | 東郷湖漁協 | ８００ | ２６６ | ５３４ |
合計 | １，７００ | ５６６ | １，１３４ |
２ 期待される効果
- 池に流入するゴミ量の減少→環境の改善→シジミ等の漁業資源の増加。
- 漁業者、ボランティア団体の漁場環境保全意識の向上。
３ 背景
湖山池、東郷池では、毎年池岸・池底清掃を実施しているが、回収されるゴミの量は減っていない。
池内に堆積したゴミは漁業操業や水生生物の繁殖を阻害。
４ 県が支援する理由
池へ投棄されるゴミは生活ゴミが多く、原因者が特定できない。漁業者は被害者であり、行政の支援が必要。
漁場環境を回復させ、内水面漁業振興を図る観点からも支援する必要がある。
流域住民の環境保全意識を高めるため、漁業者・ボランティアによる清掃活動を支援する必要がある。
地元による漁場環境保全体制が構築されるよう支援する必要がある。
本事業を行う３年間で、地元による漁場環境保全体制を整備する（平成２４年以降については賃金の要求は行わない）。
５ 実績
回収されたゴミ量の推移 （単位：ｍ
3）
実施場所 | 事業主体 | 年度 |
H12 | H13 | H14 | H15 | H16 | H17 | H18 | H19 | H20 |
湖山池 | 湖山池漁協 | 41.5 | 21 | 13.5 | 29 | 43 | 5.9t | 8.5t | 6.0t | 16.4t |
東郷池 | 東郷湖漁協 | 31.6 | 31.6 | - | 19.4 | 34.1 | 37.4 | 48 | 36 | 18 |
| 回収ゴミ：タイヤ、弁当箱、肥料袋、流木、ペットボトル、空き缶等 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・ 平成１６年度から実施している。
・ 平成２１年度からは、県１／３、それ以外２／３の負担割合に見直し
た。（それ以前は、県１／２）
・ 両池とも、ボランティアによる池岸清掃、漁協による池底清掃を同
時に行っている。
＜平成２０年度実績＞
■湖山池
・ 鳥取市によるヒシ回収（経費：987,000円、回収したヒシ：11.9t）
・ 漁協等によるゴミ回収（経費：946,960円、回収したゴミ：4.45t）
■東郷池
・ 漁協によるゴミ回収（経費：800,708円、回収したゴミ：18立方ｍ）
これまでの取組に対する評価
＜評価＞
湖山池、東郷池ともに、ボランティアと連携しての清掃活動は円滑に行われており、毎年かなりの量のゴミが回収される。
引き続き、県、市町、漁協、県民が協力をし、池環境の改善に努める必要がある。
＜問題点＞
湖山池、東郷池ともに、回収されるゴミは一向に減らない。ボランティアに清掃活動に参加してもらうことで、環境への意識が高まり、ゴミ投棄が減ることに期待。
工程表との関連
関連する政策内容
安心して漁業ができる秩序ある漁場と豊かな漁場環境を維持する。
関連する政策目標
漁場資源の増産
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年度予算 |
566 |
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| 要求額 |
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