当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

内水面漁場外来魚被害対策事業

将来ビジョン関連事業(ひらく/食のみやこ鳥取県)

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水産振興局 水産課 漁業振興担当  

電話番号:0857-26-7316  E-mail:suisan@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度予算要求額 600千円 807千円 1,407千円 0.1人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 300千円 829千円 1,129千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:600千円  (前年度予算額 300千円)  財源:単県 

事業内容

1 目的

 ブルーギル・ブラックバスの外来魚により、漁業にとって有用な魚介類に対する被害を軽減するため、湖山池漁業協同組合等が行う外来魚の駆除活動へ支援し、内水面漁業の振興に資する。

2 県が行う理由

    • 外来魚による深刻な被害は漁業者の責めによらない
    • 外来生物法や内水面漁場管理委員会指示で移植・再放流を禁止しているにもかかわらず生息域は拡大しており、県は駆除に積極的に関与する必要がある
    • 外来魚は、魚やエビなどの漁業対象種以外にも、昆虫や水生生物など多様な生物を捕食するなど、生態系へ与える影響は甚大
    • 漁業被害の軽減及び生態系の保全について一翼を担う県は、繁殖抑制と平行して、漁協と協働して駆除を実施する必要がある
    • 外来魚対策を実効あるものとするためには、一般県民に外来魚駆除の必要性を広く周知する必要がある

3 内容

    【外来魚対策推進事業】
    定置網による駆除(H20〜21)>(終了)
     定置網による駆除の有効性が確認されたことから、今後は、湖山池漁協が試験的に開始される定置網漁で、外来魚の駆除を自主的に実施。
    外来魚買い取りによる駆除>(新規
     湖山池外来魚駆除のため、湖山池漁協が実施する外来魚の買い取り事業への支援。
    (1)事業実施主体:湖山池漁協
    (2)対象経費:外来魚の買い取りに要する経費
    (3)県補助率:1/4
    (4)要 求 額 :300千円 
    (5)事業期間:平成22〜24年度(3年間)
    (6)買取対象:漁業者・一般県民が湖山池で捕獲した外来魚
    (7)買取り価格   大きさ   一尾当たりの価格
                 5cm未満     5円
                5〜15cm     10円
                15cm以上     20円
(金額単位:千円) 
総事業費
(補助率)
全内漁連
(1/2)

(1/4)

(1/4)
1,200
600
 300
300
【キャッチ・アンド・イート普及事業】新規

 外来魚の釣り大会に合わせて、外来魚被害の解説、食べ方の紹介及び試食を行い、広く一般県民に外来魚駆除の必要性をPRするとともにリリース禁止を周知するために必要な経費の補助。
(1)目的:外来魚の駆除、一般県民への外来魚駆除の必要性の周知
(2)事業実施主体:地元団体
(3)対象経費:キャッチ・アンド・イート大会開催に要する経費
    保険料、賃金、賞品、チラシ、調味料、試食容器等
(4)県補助率:定額 100千円
(5)要求額:300千円     100千円×3カ所
(6)事業期間:平成22年〜23年度(2年間)
(7)対象者 :一般公募

4 経過

年度
実施主体
取組内容
結果
S61

(水産課)
県内水面漁業調整規則でブラックバス移植放流禁止密放流止まず
H16
上記規則でオオクチバス属の魚、ブルーギルの移植放流を禁止
H17

H18
湖山池
漁協
外来魚駆除方法調査事業定置網による駆除適期や適地に一定の目処
H18
外来種生息実態アンケート調査全県のため池466箇所のうち29箇所でブラックバス等を確認
H19
湖山池
漁協
細々と独自で駆除を実施ブルーギル採捕数増加
≪捕獲尾数≫
 H13:153尾
H19:8,778尾
県内水面漁場管理委員会
全県下でオオクチバス属の魚、ブルーギルの再放流を禁止
H20
湖山池

 漁協

本事業ブルーギル捕獲尾数

73,341尾
H21
 湖山池 漁協
本事業ブルーギル捕獲尾数

1,940尾(10月7日現在)




図 湖山池に設置した小型定置網のブルーギル入網数

      *月1回調査、湖内2カ所、年間の合計数、








* 本事業は平成21年度に「湖山池外来魚被害対策事業」として実施。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<実態把握>
・H18年度に県内のブルーギル・ブラックバスの生息状況を把握。
・湖山池の外来魚の把握
<H20年度から湖山池漁協が行う外来魚駆除活動に支援>
・H20年度に湖山池で小型定置網によりブルーギルを73,341尾駆除。
・H21年度は10月7日現在、ブルーギルを1,940尾駆除。

これまでの取組に対する評価

<実態把握>
・県内でも外来魚の生息域が拡大しており、対策が必要。
・H16年度から湖山池でブルーギルが急増しており対策が必要。
<湖山池外来魚対策>
・小型定置網によるブルーギル駆除の効果が確認された。
・これまでにブルーギルが75,000尾以上駆除されていることから、ブルギルの増殖が抑制され、漁業・生態系被害が軽減されたと考えられる。
・駆除活動を休止するとブルーギルが再び急増する可能性が高い。

工程表との関連

関連する政策内容

安心して漁業ができる秩序ある漁場と豊かな漁場環境を維持する。

関連する政策目標

漁場資源の増産

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 300 0 0 0 0 0 0 0 300
要求額 600 0 0 0 0 0 0 0 600