事業費
要求額:6,044千円 (前年度予算額 5,929千円) 財源:単県
事業内容
1 目的
県内で伝統芸能に取り組んでいる青少年を、本県が交流している江原道(韓国)及び台中県(台湾)に派遣し、文化の交流を通じて、自らの活動意欲の向上を図るとともに、本県の文化を韓国や台湾の人々に発信し、相互理解を深める。
2 背景・効果
(1)韓国江原道と台湾台中県との文化交流が年々深まっており、ポスト「日本のまつり」を見据え、相互に青少年を派遣しあう交流としていく。
→鳥取県が海外青少年団体を受入れる枠組みとしては、とっとり伝統芸能まつり開催事業を検討中。
(2)県内の郷土芸能実践者の高齢化が進んでおり、次世代を担う人材の育成が必要。
(3)海外公演の機会を設けることにより、県内の郷土芸能部の活性化に繋げる。
3 江原道への派遣概要
平成12年度に本県で開催された環日本海国際文化交流事業「子ども合唱フェスティバル」等をきっかけに、韓国江原道が14年度から東アジア青少年芸術祝典を開催し、16年度からは参加国を拡大し、江陵国際青少年芸術祝典として開催している。
ア 派遣する行事
名称 | 江陵(カンヌン)国際青少年芸術祝典 |
主催者 | 社団法人江陵市芸術文化団体総連合会 |
開催期間 | 8月上旬 |
場所 | 韓国江原道江陵市鏡浦海水浴場他市内一円 |
後援 | 江原道、江陵市、報道機関、民間企業 |
参加国 | 10か国20団体 |
参加人数 | 各地域20人以内 |
イ 派遣団体
名称 | 米子白鳳高校 郷土芸能部 |
演目 | 淀江さんこ節 |
派遣期間 | 8月上旬(5泊6日) |
派遣人数 | 20人(生徒16人、引率教員2名、県2名) |
※県負担は渡航費のみ。(滞在費は江原道負担)
4 台中県への派遣概要
台中県政府は「媽祖(マソ)祭」の開催期間を含む約2ケ月の間、台湾と各国の民俗芸能を披露する台中(タイチュウ)大甲(ダイコウ)媽祖(マソ)国際観光文化フェスティバルを開催している。台中県から同フェスティバルで鳥取の歴史・伝統を紹介するため、芸能団の派遣依頼があり、18年から高校の郷土芸能部を派遣している。
ア 派遣する行事
名称 | 台中大甲媽祖国際観光フェスティバル |
主催者 | 台中県政府 |
開催期間 | 3月下旬頃
※具体的な日程は23年2月頃、占いで決定 |
場所 | 台湾台中県内各地(大甲鎮、ホール、寺院等) |
内容 | 民俗芸能、伝統音楽、武術等 |
イ 派遣団体
名称 | 日野高校 郷土芸能部 |
演目 | 荒神神楽 |
派遣期間 | 3月下旬 【3泊4日】 |
派遣人数 | 22人(生徒18人、引率教員2名、県2名) |
5 所要額
(1)江原道への派遣 2,047千円(3,252千円)
(2)台中県への派遣 3,427千円(2,107千円)
(3)標準事務費 570千円( 570千円)
合計 6,044千円(5,929千円)
※増減の理由
両地域への派遣とも、持ち込む演技道具が多くある場合、輸送費または航空機への荷物超過料金の発生で派遣費用が高くなる傾向にある。平成22年度事業では、日野高校の大蛇等の演技道具が相当な量となり、荷物超過料金の発生等で台中県への派遣費用が高くなっている。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
県内で伝統芸能に取り組んでいる青少年を、本県が交流している江原道(韓国)及び台中県(台湾)に毎年派遣。
これまでの取組に対する評価
文化の交流を通じて、参加した高校生が自らの活動意欲の向上を図るとともに、相互理解を深めている。また、本県の文化を韓国や台湾の人々に発信できる貴重な場となっている。
工程表との関連
関連する政策内容
鳥取の優れた芸術文化、文化資源の情報発信
関連する政策目標
「ほんもの」「価値あるもの」に気づくための働きかけ
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
5,929 |
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要求額 |
6,044 |
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