事業費
要求額:11,805千円 (前年度予算額 11,397千円) 財源:単県
事業内容
1 事業目的・概要
母県とブラジル鳥取県人会との今後の交流の継続・発展並びに更なる民間交流の促進を図るため、各種の交流事業を実施する。
2 事業背景
移住者を中心としたブラジル日系人社会も世代交代が進み、このままでは母国・母県とのつながりもなくなってしまうのではないかという不安が大きく、ブラジル鳥取県人会からも、「母県との交流をさらに発展させる事業」として継続的な実施を強く求められている。
また、BRICsの一角を占める新興工業国・資源国として発展しているブラジルと交流を継続することは、本県の将来の発展に寄与するものと思われる。
こうした観点から、中堅リ−ダ−の相互派遣及び研修員・留学生の受入による若い世代を中心とした交流活動の実施を通じて次世代の交流活動を担う人材を育て、県人会と母県との民間交流の活性化を図る。
3 事業内容
(1)研修員受入事業
ブラジルに在住する鳥取県出身者の子弟に対し、本県における12ヶ月の技術研修の機会を与え、ブラジルでの社会的・文化的・経済的地位の向上を図る。<受入先:行政機関、県内企業等>
また、ブラジルで中堅的立場に就いている元研修生・留学生を対象に、研修成果のフォローアップとして短期間(3ヶ月程度)の再研修を実施し、人的交流の継続を図る。
(2)留学生受入事業
ブラジルに在住する鳥取県出身者の子弟に対し、12ヶ月の本県における修学の機会を与え、ブラジルでの社会的・文化的・経済的地位の向上を図る。<受入先:大学・研究機関>
(3)中堅リーダー派遣事業
ブラジルに中堅リ−ダ−を約2週間、派遣してブラジル鳥取県人会や当地の民間団体等との交流や意見交換を通じ、民間主体による自立した交流の活性化を図る。(※当該事業は、隔年で派遣・受入を行っており、21年度はブラジル鳥取県人会から推薦のあった2名を受入れた。22年度は派遣を行う。
事業名 | 研修員受入事業 | 留学生受入事業 | 中堅リーダー
交流事業 |
人数 | 長期:1人
短期:1人 | 1人 | 2人 |
時期 | 長期:H22年4月〜
H23年9月
短期:H22年8月〜
H23年12月 | H22年4月〜
H23年3月 | 未定 |
期間 | 長期:12月
短期: 3月 | 12月 | 14日間 |
要求額 | 6,052千円 《内訳》
・特別旅費 898
・委託料 4,794
・標準事務費 360
(H21予算6,052千円) | 4.051千円 《内訳》
・特別旅費 449
・委託料 3,242
・標準事務費 360
(H21予算4,051千円) | 1,702千円 《内訳》
・特別旅費 955
・標準事務費 747
(H21予算1,294千円) |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
留学生受入事業は昭和40年から56名の参加者があり、また、研修員受入事業は昭和63年度から31名が参加している。
研修とは関わりの薄いと思われる内容(レクレーション費など)を見直す一方で、研修内容をより充実したものとするため、研修期間を10ヶ月間から12ヶ月間に拡充。
平成21年度からは、短期研修員制度を導入(一部CLAIR補助)。留学生や研修員とは異なったブラジルで中堅的立場にある人材の受け入れを実施。ブラジルにおける人的交流の促進を図っている。(11月開始予定)
これまでの取組に対する評価
これまで事業に参加したOBやOGが、ブラジルに帰国した後、ブラジル鳥取県人会において積極的に活動に参加している。自らが鳥取で経験したこと、感じたことなどを伝え後輩の育成などを行っており、本事業参加経験者が鳥取とブラジルとの交流を継続し、深めていくうえで欠かせない人材となっている。今後も事業を進めていくうえで鳥取とブラジルの交流促進において中心となるような人材に参加してもらうことが必要。
工程表との関連
関連する政策内容
県による先導的・戦略的な取り組みを通じてグローバルで幅広い交流を展開
関連する政策目標
交互地域相互に提案した事業の実施及び支援
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
11,397 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,586 |
9,811 |
要求額 |
11,805 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,586 |
10,219 |