1 事業の概要
市街地を流れる旧加茂川で、部分的に設置してある緊急避難用タラップを追加すると共にその前後に手摺りを設置し、安全性の向上を図る。
2 事業の背景
市街地を流れる旧加茂川は、河岸散策など多くの市民に利用され、憩いの場となっている。
周辺一体は、米子市が策定した「中心市街地活性化基本計画」に位置づけられており、平成16年度からは「旧加茂川・寺町周辺街なみ環境整備事業」を米子市が実施しており、歴史・文化や自然とふれあう街づくりとにぎわい復活を目指している。
さらに、平成21年10月に米子市は旧加茂川河口周辺を「環境美化推進区域」に指定し、市民・事業者による美化活動にも取り組むことからも、さらなる利用者の増加が見込まれる。
3 事業の目的
利用者の増加が見込まれる中で旧加茂川護岸の状況といえば、構造が矢板となっているため、誤って一度転落すると水中から這い上がることが出来ず、部分的にタラップが設置されているものの、数が少ない上に離れており、たどり着くのが困難で、死に至る危険を孕んでいるとともに助け上げることも出来ない。
増加が見込まれる利用者の安全・安心を向上させるためにもタラップを追加し、前後5メ−トルに手摺りを設置することでより親しみやすい水辺空間を提供する。
4 所要経費
タラップ設置(10箇所) 2,700千円
手摺り設置(14箇所) 4,200千円
計 6,900千円
※整備の考え方
整備区間700mの間に50m間隔でタラップを右岸左岸に千鳥で設置。
整備箇所700m÷50m=14箇所
(タラップは、既設4箇所あるので、整備は10箇所)