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平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

QuEChERS(クエッチャーズ)法を用いた残留動物用医薬品一斉分析法の開発

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生活環境部 衛生環境研究所 化学衛生室  

電話番号:0858-35-5421  E-mail:eiseikenkyu@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 999千円 3,195千円 4,194千円 0.4人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 999千円 3,195千円 4,194千円 0.4人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:999千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:999千円

事業内容

1.事業の概要

【目的】

    食品中の残留動物用医薬品に起因する健康被害発生時に、原因物質を迅速かつ的確に特定し、もって県民の健康被害拡大防止に資するため、残留動物用医薬品の新たな分析方法の開発を行う。
    【目標】
    残留農薬の一斉分析法として開発されたQuEChERS(クエッチャーズ)法を、残留動物用医薬品に応用し、新たな定量分析方法として確立する。

2.背景及び必要性

【背景】
○食品の安全性を確保するためには、検査により食品の基準適合性を確認する必要がある。
○ポジティブリスト制度施行により約250品目の動物用医薬品の食品残留基準が設定された。
○県では、流通食品の監視を目的として食品衛生監視指導計画に基づいた検査を実施している。
○残留動物用医薬品に関しては、県内の家畜・家禽に投与履のある薬剤を検査項目として選定している。
○残留動物用医薬品分析では、迅速に操作を行わないと操作中に測定対象物質の損失する可能性があることから、試験精度の確保に熟練した技能が必要である。

【必要性】
○行政処分がともなう行政検査においては、試験結果の信頼性を向上させることが不可欠である。
○そこで新規分析手法を取り入れた分析方法を検討し、実務に活用していくことが必要である

3.効 果

○迅速な検査結果の提供による迅速な行政措置の実施につながる。

○分析業務の時間短縮(検査日数5日→2日)による検査経費(試薬代等)の縮減
○畜水産物の定期的検査に活用

4.内訳


内訳
要求額
(単位:千円)
旅費
74
需用費
885
役務費
40
合計
999

5.事業時間及び経費

区分
事業内容
事業費
(千円)
H23年度
(要求)
○畜水産物中からの効果的な抽  出条件の検討
・抽出条件(溶媒等)の検討
・夾雑物(測定を妨害するタンパク 質や脂質)を除去するための条 件の検討
○測定条件の最適(LC/MS/MS)
・検査項目ごとに最適条件を設定
・モノリス型シリカカラムによる測  定条件検討
999
H24年度○開発した試験法の妥当性評価
・再現性の検討
584

6.用語説明

☆QuEChERS法 
  アメリカのFDA(食品医薬品局)により、残留農薬分析法とし   て開発された手法。抽出溶媒、固相剤の選択が可能であり、  物性の異なる様々な物質に応用が可能。
  QuickEasy(簡単で高速)、Cheap(低価格)、
  Effective(効果的)、Rugged(高い耐久性)、
  Safe(安全)の頭字語

☆LC/MS/MS
  高速液体クロマトグラフ(LC)/タンデム質量分析(MS/MS)。
  難揮発性、親水〜疎水性化合物まで、幅広い測定が可能。

☆モノリス型シリカカラム
  LC/MS/MSではカラム(分離管)とよばれる道具を用いて成   分を分離して測定する。モノリス型では従来のシリカカラムと   内部構造が全く異なり、分析時間の大幅な短縮が可能であ   る。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

健康危機の発生を想定した取り組み状況
○農薬、動物用医薬品、未承認医薬品、指定薬物等、各種化合物固有のデータ(マススペクトルデータ)をLC/MS/MSにて取得。
○QuEChERS法を用いた農薬の迅速分析は、概ね良好な結果を取得。
○重金属類も今年度重点的に取り組んでいる。

これまでの取組に対する評価

鳥取県でも新たな技術を積極的に導入・検討していくことで、迅速な健康危機対応かつ、業務の効率化、試験精度の向上を目指す必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

危機管理対応として県民の安全確保に資する調査研究

関連する政策目標

食品の安全管理・評価に資する研究成果



財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 999 0 0 0 0 0 0 0 999

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 999 0 0 0 0 0 0 0 999
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0