(1)大規模な災害が発生した場合、長時間にわたり電力会社からの送電が停止される可能性があるが、県立病院においては既設の非常用電源設備(地階)により約3日間、電源供給が可能である。
→両病院とも、入院患者への医療提供、救急患者の受入
は継続可能
(2)しかし、大雨による河川の氾濫により、万が一、地階の非常用電源装置が浸水・故障した場合は、次のことが想定される。
○中央病院:屋外に設置している非常用電源設備(外来棟用)のみ約3日程度の電源供給が可能
○厚生病院:すべての電源が喪失
※この場合、両病院とも病院の主要な機能がほぼ失われる。
→【中央】:入院患者は極力転院、救急患者の受入につい ては可能な限り継続
【厚生】:入院患者は極力転院、救急患者の受入不可能
(3)(2)のような事態に備え、次のとおり新たに非常用電源装置を追加整備する。
○中央病院:本館3階以上(病棟)の入院患者の専ら生命維持機器用の電源を確保するためのもの
○厚生病院:病棟及び外来棟用の電源を確保するためのもの(生命維持機器をはじめとする機器)
→両病院とも、入院患者は極力転院、救急患者の受入に ついては可能な限り継続
(4)厚生病院の屋上ヘリポートについては、現在、7階からヘリポート下までの移動手段はエレベーターのみであるため、電源が絶たれた場合に備えた動線を確保する必要がある。