○平成20年秋からの世界同時不況の影響により、国内製造業は過去に例を見ない危機的な状況に見舞われ、その後景況感は大幅に改善してきてはいるものの、このところ足踏み状態となっている。また、失業率が依然高水準にあるなど厳しい状況にある。
○今後の経済見通しについても、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株価の変動などにより、景気がさらに下押しされるリスクが存在している。
○また、我が国の製造業は国内需要の低迷や国際競争の激化の中、競争力の強化に向けて大手メーカーを中心に新たな再編・統合、生産拠点の海外移転等の動きが強まっており、これに伴い中小企業の廃業率も電子部品・情報通信機器を中心に高まっている。