(1)県内の雇用情勢改善のためには、県内企業の事業拡大が
不可欠であるが、厳しい経済情勢の中で、県内中小企業が
事業拡大を進めていくためには、企業の組織能力を高める
必要があり、組織のリーダー育成が急務となっている。
(2)組織のリーダー育成においては、従来の管理能力に加えて
マーケティングに係る領域においてキャリアアップが求めらて
いる。
(3)中小企業は経営資源に乏しいため、独自に人材育成するこ
とが容易でない。
ア 具体的にどのように人材育成を行ったらよいのかわから
ない。
イ 人材育成するための費用が捻出できない。
⇒「中堅リーダー」の育成を目指したスキルアップ支援を強
化し、県内企業の事業拡大を促進。
〔参考:商工団体の意見〕
(1)経営者は目前の経営課題への対応で精一杯であり、長期的課題である人材育成は後回しにしている。
(2)新分野への取り組みを目指す企業の大半は、その核となる人材を育成する体制ができていない。
(3)経営診断により人材育成の具体的な課題を経営者に認識してもらい、人材育成計画を策定する流れが必要。
(1)県内中小企業は、業種に関係なく、マネジメント及びマーケティング能力の向上が求められているところである。
(2)「鳥取県経済成長戦略」においても、「全業種の産業の事業拡大を実現するため、中堅リーダー300人の育成強化策等を行う。」としており、県としても支援していく必要がある。