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平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:障がい者自立支援事業費
事業名:

鳥取発!農福連携モデル事業

将来ビジョン関連事業(互いに認め、支え合う/高齢者、障がい者等の質の高い生活の確立)

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福祉保健部 障がい福祉課 障がい者就労担当  

電話番号:0857-26-7889  E-mail:shougaifukushi@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 4,657千円 8,787千円 13,444千円 1.1人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 4,377千円 7,988千円 12,365千円 1.0人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 3,861千円 8,068千円 11,929千円 1.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,377千円  (前年度予算額 3,861千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:4,377千円

事業内容

事業概要

 障がい者の新たな就労の場として、農業分野(水産業、畜産業等も含む)への就労を促進するため、農作業の実践モデル事業を通じて、就労系障がい者福祉施設における就労事業としての農作業受託システムの体系を検討するとともに、収益事業としての農業生産活動の促進と、将来的には農業分野への一般就労を期待した農業分野との連携を推進する。


    【実施期間:平成22年度から2年間】

(1)農福連携実践モデル事業 

目的障害福祉サービス事業所を利用する障がい者が様々な農作業を体験する実践モデル事業を実施して、障がい者が農作業を行うために必要な工程分析を行い、効率的な作業体系、指導方法を検証し、障がい者が受託可能な農作業のリストアップと支援体制の確立を目指す。
内容(1)障害福祉サービス事業所のニーズ把握(障がい者就労支援PT)
(2)障害福祉サービス事業所を利用する障がい者が有償ボランティア等による支援を受けながら様々な農作業を体験する機会を提供。(マッチングセンター)
    • コーディネーター2名、事務補助員1名の配置
    • 協力農家等への謝金支払
    • 農業関係者等を対象とした研修
(3)個々の実践モデルの検証を通じたマッチング体制の検討(障がい者就労支援PT)
要求額
(別途要求)
41,679千円(41,340千円)
(1障害保健福祉圏域あたり13,893千円×3圏域)
*ふるさと雇用基金で別途要求
実施主体県((2)の業務はマッチングセンターに委託)
財源ふるさと雇用再生特例基金 10/10

(2)有償ボランティア制度

目的障がい者の農業分野での施設外就労を促進するため、作業支援等を行う「有償ボランティア(農業技術の指導ができるかた、障がい特性の理解のあるかた)制度」を実施する。 
内容・障がい者の作業支援等を行う有償ボランティアの募集
・障害福祉サービス事業所への情報提供
・施設外就労を行うために有償ボランティアを雇用した障害福祉サービス事業所への助成金交付
要求額2,160千円(2,160千円)
(1障害保健福祉圏域当たり720千円×3圏域)
実施主体県 ※総合事務所障がい者就労支援PT
財源県 10/10

(3)研修事業

農福応用研修
目的障がい者の農業分野での職域拡大を念頭に、各総合事務所障がい者就労支援PTにより、圏域独自のニーズに応じた研修・実習を実施する。
内容<対象>
 障害福祉サービス事業所職員・利用者、
 農業生産者、県職員等
<研修・実習例>
・県外障がい者雇用事例視察、研修会
・農作業実習、営農体験
・障がい者雇用助成制度の勉強会
・農業者、障がい者支援関係者の意見交換会開催
要求額2,217千円(1,701千円)
(1障害保健福祉圏域当たり739千円×3圏域)
 ※各PTごとの意見交換会等に要する経費の増加
  (標準事務費)
実施主体県 ※総合事務所障がい者就労支援PT
財源県 10/10

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(モデル事業前の状況)

・本県では、小規模作業所等工賃3倍計画を策定し、就労事業の活性化に取り組んでいるところ。
→自主事業の開発が可能な事業所では、工賃3倍計画事業を活用し、新商品等を開発。
→障がい者が高齢化や重度化している事業所では受託作業中心とならざるを得ない。
・しかし、平成20年度下期からの雇用経済情勢の悪化に伴い、就労系障がい者福祉施設に対する発注量が減少。
・平成21年7月に実施した事業所ニーズ調査では、就労系障がい者福祉施設(94事業所)のうち約4割で農業関連事業を実施していることを確認。
・農業関連事業に取組む施設は多いが、農作業受託、自家消費用農産物の生産、農産物販売・加工など規模や形態は様々であり、自家消費レベルの取組が多く、就労事業としては未確立。
・農業分野への就労事業の職域拡大は、障がい者にとって「就労の場の拡大」「工賃向上」「生き甲斐の高まり」につながると期待されるところ。

これまでの取組に対する評価


 農福連携実践モデル事業については、受委託がすすみ、ある程度の事例の積み上げが行われつつある。

(モデル事業の開始)
 平成22年4月ら2カ年の予定でモデル事業を開始。
 マッチングセンターによる農作業受委託のマッチング、各種研修の実施などを行っているところ。

(モデル事業の実施状況)
 平成22年11月末までに完了した農作業受委託は、47件。
 作業にあたった障がい者は延べ約2,500人(実人数320人)。
  ⇒1日当たりの日給は平均1,235円であり、仮に利用者が1月に
  15日間だけ作業を実施したとしても18,525円であり、現在の平均
  工賃13,437円を大きく上回る。

 また、農業分野への就労機会の拡大に向け、研修・広報活動に取り組んでいるが、徐々に認知されて来ていると思われる。
 有償ボランティア制度については、県政だよりによる広報や、事業所への説明会などで制度周知を行ったが、制度利用が伸び悩んでいるところ。次年度に向け制度の見直し等を検討したい。
  

工程表との関連

関連する政策内容

福祉施設における就労から一般就労への移行

関連する政策目標

福祉施設における就労から、一般就労に移行することができるように支援する。



財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,861 0 0 0 0 0 0 0 3,861
要求額 4,377 0 0 0 0 0 0 0 4,377

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 4,377 0 0 0 0 0 0 0 4,377
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0