現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成23年度予算 の 農林水産部の戦略作物生産拡大地下かんがい水田モデル整備事業
平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:土地改良費
事業名:

戦略作物生産拡大地下かんがい水田モデル整備事業

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農林水産部 農地・水保全課 企画・保全支援担当  

電話番号:0857-26-7336  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 73,580千円 7,988千円 81,568千円 1.0人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 73,580千円 7,988千円 81,568千円 1.0人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:73,580千円  (前年度予算額 0千円)  財源:国1/2 

政策戦略査定:計上   計上額:73,580千円

事業内容

1 概要

地下かんがいシステム実施により、排水不良改善や水管理コスト節減を図り、担い手農家や大規模営農組織が行う低コスト農業を

    支援する。

2 現状・背景

【現状】
(1)自給率向上に向けた食料供給力の強化の視点から、米の消費拡大、米粉・飼料用米の生産拡大、麦・大豆の増産等、いわゆる水田のフル活用により自給率を引き上げることが重要な課題。
(2)担い手が集積を進めたり、新規就農する場合において、水田の排水不良や管理手間が隘路となっている。
(3)耕作放棄地の未然防止のため、維持管理を容易にする排水改良を望む声が強い。 
【ほ場整備後の問題点】
 (1)既存の暗渠排水の機能低下
    暗渠排水管路内部に酸化鉄が付着し、閉塞することによる湿田化
 (2)湿田による影響 
    1)営農機械の走行不能化  
    2)麦・大豆・そば等への生産拡大へ支障
 (3)水管理の手間が重荷
    1)担い手集積面積の伸び悩み

3 地下かんがいシステムの特徴

(1)ほ場全面で栽培に適した地下水位の維持・コントロールが可能なため、作物生育向上及び品質向上が期待できる。
(2)湿害や干ばつの防止
(3)水管理が容易なため省力化につながる。
(4)田畑転換が可能

4 事業内容

地下かんがいシステム整備工事
A=13.0ha
    北栄町大倉地区及び江府町江尾・宮市地区ほか4地区
 

5 要求額

●要求額 73,580千円
(1)委託料(測量試験費) : 8,580千円 
(2)工事費:65,000千円
合計(1)+(2)=73,580千円
●負担割合
三法
指定地外
三法
指定地内
備   考
 国 
   50%   55%【国庫補助事業名】
戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業
   30%   29%
 市町村
   15%   14%
 地元
    5%    2%
 
※注:三法指定地とは、過疎地域、振興山村、特定農山村指定地域をいう。
事業実施年度:平成23年度限り


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況

《基盤整備の取組》
■経営体育成基盤整備事業
農業生産を担う経営体(担い手)を育成し、生産性の高い農業を行うために、区画整理・農業用用排水施設・農道整備・客土・暗渠排水等を実施した。
■水田のほ場整備率:79.5%

■エコ水田整備技術モデル事業(事業主体:鳥取県土地改良事業団体連合会、工期:H19〜H21)
・北栄町田井地内において、地下かんがいの試験施工を実施。
(A=0.3ha)
■H22年度から「炭素貯留地下かんがい推進事業」(H22〜23)を実施し、外水位が低い場所で、気候・風土が違う県内5箇所A=5.2haにおいて、竹炭活用地下かんがいシステムを施工予定。 
また、既存暗渠排水管を利用する鳥取県型フォアスを導入し、安価で地下かんがいシステムと同様な効果を目指す。

これまでの取組に対する評価

《自己分析》
●不整形で狭小な水田や土水路、幅の狭い農道を、一体的に整備し、是正することで、農地の集団化や大型機械導入が進んで作業効率が向上することによるある程度営農コストの低減につながった。
●水田の汎用化により、農業経営の選択自由度が拡大できた。
●しかしながら、さらなる低コスト化と高品質化の農業の展開を念頭に、魅力ある産業とするために、整備の考え方を大胆に方針転換する必要がある。
●H19〜H21のエコ水田整備技術モデル事業では、試験施工したほ場周辺の外水位(周辺排水路の水位)が高く、乾田化の効果が出にくい場所だった。
●効果が高いことがわかったが、工事費に割高感がある。

《改善点》
地下かんがい
●地下かんがいを導入することで、営農効率化や品質向上化を図り、低コスト化営農による高収益農業を実現させる。
●里山における竹林整備を進める観点で、営農面でその利活用を進めるとともに、農地土壌へ炭素貯留することによる温室効果ガス削減に資する。
●エコ水田整備技術モデル事業の結果を踏まえ、外水位が低い場所において、より効果を検証するため面的な広がりを持たせるとともに、試験栽培する農産物に野菜や花き類を加えるなど多様な営農形態への適応性を確認する。
●既存暗渠排水管を利用する鳥取県型フォアスを導入することで、竹炭活用地下かんがいシステムと同様な効果を保持しながら、工事費低減に目処を付け、多様な基盤整備ニーズに応えるとともに、低コスト農業の実現を目指す。

工程表との関連

関連する政策内容

大区画水田整備支援

関連する政策目標

市町村と連携し実施計画に基づき整備を進める



財政課処理欄

  
  新たなシステムへのモデル的な取組として平成23年度に限り上乗せ支援することとします。
  負担率については、通常の負担率(国50%、県25%、市町村10%、地元15%)に対して、地元負担分を市町村が軽減する場合、
  県は市町村と同率まで加算上げ支援することとします。(県負担上限30%)

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 73,580 38,205 0 0 13,583 0 0 0 21,792

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 73,580 38,205 0 0 13,583 0 0 0 21,792
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0