これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 ナラ枯れ被害について
・本県におけるナラ枯れ被害は、平成3年に初めて確認され、平成21年には2,952m3(対前年比:160%)と増加し、県内8市町で被害が発生している。
2 ナラ枯れ対策について
・平成19年度から、県が設置している、「鳥取県ナラ枯れ被害対策協議会」で、国有林・県・関係市町が連携して被害木の駆除に取り組むことを確認。
・平成21年度から、被害先端区域を指定し、県がヘリコプターとGPSを活用して被害木の所在箇所を座標特定する被害木調査を実施。
・調査結果に基づき、徹底駆除を行う市町村を支援。また、平成22年度からは前年度の被害木周辺における健全木に粘着材を設置して虫を捕獲する予防事業も実施。
これまでの取組に対する評価
・新たに被害が拡大した市町については、鳥取県ナラ枯れ被害対策協議会をとおして、対策実施の理解を得ている。(H21:大山町、湯梨浜町)
・被害先端区域に位置する市町村、県、国有林による「ナラ枯れ被害拡大防止対策プロジェクト会議」をとおして、先端区域における被害対策の徹底を確認しており、被害の西進を食い止めているところ。
・空中からの被害木調査をすることで地上からは確認ができない奥地での被害木の確認が可能となり、効率的な被害木特定が可能となった。
・薬剤散布のように効率的な防除方法はないが、単木的な被害木の駆除と予防の組み合わせにより、被害拡大防止を図っている。