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平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:家畜保健衛生費
事業名:

口蹄疫総合防疫対策事業

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農林水産部 畜産課 衛生環境担当  

電話番号:0857-26-7286  E-mail:chikusan@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 4,009千円 10,384千円 14,393千円 1.3人 0.0人 0.0人
23年度予算要求額 4,919千円 10,384千円 15,303千円 1.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,600千円    財源:単県   復活:2,600千円

一般事業査定:計上   計上額:1,690千円

事業内容

1 一般事業査定結果

一部計上 2,319千円

    (理由)
    「農場防疫対策費に係る、畜産関係車両の消毒は事業者の責任において実施すべきものであり、県が補助する必要性は認められません。」

2 調整要求理由

口蹄疫等、発生した場合には社会的影響が大きい家畜伝染病の防疫対策のための消毒装置の設置については、農家の生産性の向上につながる投資ではなく、侵入防止こそが本病の予防のためには唯一かつ効果的な対策であり、その中でも車両によるウイルス伝播を防ぐことが最も効果的である。
よって、県防疫の徹底を図り、県内への侵入防止を徹底する上でも、県の支援による車両消毒装置の普及を図ることが必要と考えるため。

3 事業内容

毎日農場に出入りする集乳車に自動車用の車載消毒装置を設置し、農場間での口蹄疫ウイルス等の家畜伝染病の病原体の拡散を防ぐことを目的として、車載消毒装置の設置に対して助成する。
事業区分
事業内容
負担区分
要求額査定額復活
要求額
その他
防疫体制整備費・埋却候補地の掘削
・研修会開催
1/2
1/2
2,319
2,319
0
農場防疫対策費自動車用車載消毒装置の設置に対する助成

補助金上限@200千/台×13台=2,600千円
1/2以下1/2
10,200
0
2,600
12,519
2,319
2,600

4 背景及び必要性

・農場内における畜舎や作業者の靴底等の消毒は、各農家が徹底して実施中。
・宮崎県における口蹄疫のまん延は、人や車両による口蹄疫ウイルスの伝播が大きな要因と考えられている。
・外部から侵入するウイルスを、農場に進入する前にシャットアウトすることが防疫上最も重要。
・農場に進入する畜産関係車両の消毒については、消毒ゲート等の専用消毒設備を保有する農場では、進入前に消毒を実施。
・専用消毒設備を保有しない農場では、各農場に動力噴霧機を設置し、車両を待ち受けて消毒する方法となるが、手間や経費が大きい。また、畜産関係車両が簡易噴霧機を持ち運び消毒する方法は、徹底が困難。
・酪農家の牛乳を集める集乳車は、毎日農場に出入りし、家畜伝染病の防疫上、特に注意が必要。
・簡易に手間無く車両消毒できる自動車用車載消毒装置は、農場進入前に消毒が徹底できることから、ウイルスの侵入防止効果が大きい。

5 家畜伝染病防疫のために今後必要な課題

○防疫演習による検証
・埋却に要する時間、埋却地の選定方法の検証
・平成22年度の演習により抽出された課題の解決に向けた再検討
○防疫体制の維持
・異常発見時の緊急連絡体制の維持、消毒の徹底、農場への出入り記録の記載等の指導の徹底
・防疫意識が薄れないよう防疫意識の啓発
・防疫対応に即応できる獣医師の育成
○頻繁に農場に出入りする車両の消毒の徹底
・簡易に手間無く車両消毒できる装置の設置に対する助成により、消毒の徹底を推進

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

●4月20日の宮崎県での発生以降、県内畜産農家の異常の有無の確認を適宜実施するとともに、異常発見時の通報について指導を徹底。
●5月14日から3か月間、県が消毒薬を配付することにより、偶蹄類飼養農場全農場において、緊急消毒を実施。
●9月以降、各総合事務所等を中心に、現地防疫演習を開催し、防疫措置に対する課題の洗い出し等を行った。
●各部局のマニュアルの整備、埋却候補地の選定、備蓄資機材の購入等を進め、緊急の防疫措置に対応できる体制を準備中。
●消毒の徹底等、農家、関係団体等が防疫の徹底に努めているが、経費と手間のかかる消毒作業に多くの時間をかけることには限界がある。

これまでの取組に対する評価

●異常時の緊急通報は徹底し、農家との情報伝達がスムーズになった。
●県内で口蹄疫を疑う事例は発生せず、緊急消毒等、徹底した防疫措置の実施も口蹄疫対策のためには有益であった。
●防疫演習により、早期の防疫措置の着手、埋却地の選定方法、埋却に要する時間の検証等が問題点として上がっており、今後の検証が必要である。
●口蹄疫問題を風化させず、今後も農家、団体等に防疫の徹底強化等を呼びかけることが必要である。消毒作業についても、より徹底し、省力化を図る方策の検討が必要である。

工程表との関連

関連する政策内容

安心安全な畜産物の生産に必要な衛生管理体制の整備

関連する政策目標

家畜疾病の発生数の低減



財政課処理欄

 
 畜産関係車両の消毒は事業者の責任において実施すべきものであるが、複数の畜産関係施設に毎日出入りする車両であることから感染拡大の危険性が高いことから、平成22年度に他県において口蹄疫が発生したことに鑑み、今回に限り県が支援することとします。
 なお、消毒対策については、現在行っている手動消毒を容易かつ効率的に消毒できる自動装置への転換ということから、設置者の労力軽減に係るものでもあり補助率1/3とし、補助上限130千円とします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 2,319 1,158 0 0 0 0 0 0 1,161
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 2,600 0 0 0 0 0 0 0 2,600
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 2,600 0 0 0 0 0 0 0 2,600
要求総額 4,919 1,158 0 0 0 0 0 0 3,761

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,690 0 0 0 0 0 0 0 1,690
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0