1 調整要求の概要
消防防災航空センターにおいては、今年度から救急救命士が配置されることを踏まえ、日常的な救命措置訓練に必要な訓練人形については当初予算で措置したところであるが、実際にヘリで緊急出動した時の救命処置に必要な機器については、実践活動の経験等を踏まえての機器の必要性や使用可否の状況を勘案した上で導入する必要があったため、当初要求を見送り、この度あらためて調整要求を行うものである。
2 要求の内容
防災ヘリで救助・搬送等を行う傷病者は、心肺停止・意識不明等の重篤な場合が多く、医療機関での迅速な治療が必要とされるが、併せて、医療機関に搬送されるまでの間に救急救命士による適切な救急救命措置により救命率や症状回復が格段に高まる。
このため、防災ヘリによる傷病者の搬送中などに航空センターの救急救命士が行う救急救命処置のうち、特に重要な「心肺蘇生」「気道確保」等に必要な機器を導入するものである。
3 要求内容一覧
機器一覧 単位:円
品名 | 用途等 | 金額 |
喉頭鏡ブレード | 傷病者の喉頭を広げ気道確保するための器具
※3種類 | 102,000 |
喉頭鏡ハンドル | 上記器具とセットで使用する器具 | 213,000 |
電子聴診器 | 傷病者の心音・呼吸音を聴診する器具 | 57,000 |
減圧式固定具 | 四肢骨折時に固定を行い、骨折箇所の悪化防止する器具 | 88,000 |
血中酸素飽和度測 定器 | 血中ヘモグロビンの酸素化を評価する器具 | 50,000 |
酸素吸入器 | 呼吸困難・停止傷病者に対し、人工呼吸を行う器具 | 65,000 |
救命処置用救急
バッグ | 高度救命処置機器等を収納するバッグ | 52,000 |
小 計 627,000
消費税 31,500
合 計 658,350