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平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:土木費 項:住宅費 目:住宅管理費
事業名:

景観資源発掘・創造による魅力あるまちづくり事業

将来ビジョン関連事業(力をつなげ、魅力あふれる地域を創る/魅力があふれ、人が集うにぎわいまちづくり)

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生活環境部 景観まちづくり課 土地利用担当  

電話番号:0857-26-7372  E-mail:keikanmachizukuri@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 8,915千円 2,396千円 11,311千円 0.3人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:8,915千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

政策戦略査定:ゼロ 

事業内容

1 事業概要

 貴重な歴史文化、街なみなどの景観資源を保全、再生、創出し、魅力ある街なみの活用により、人が訪れて・住みたくなるまちづくりを目指すため、景観まちづくり活動団体と市町村等が連携した歴史文化のまちづくりに向けた取組み等に対して支援を行う。

2 事業内容

(1)歴史文化のまちづくり重点支援事業

     整備方針・計画策定段階から住民参加、活動団体との協働連携により、市町村が新たに国助成制度(街なみ環境整備事業等)を活用した継続的な取組を誘導するため、景観資源・物件調査、まちなみ環境整備方針・まちづくり協定作成、住民理解拡大のための取組み及び良好な街なみ景観整備等に係る経費の一部を市町村に対して上乗せ助成する。
                              (単位:千円)
区分
事業例
現行
補助率
上乗せ後
補助率
補助年次・
補助上限額
箇所数(想定)
ア)整備方針・まちづくり協定の作成費・景観資源・物件調査(古民家・町屋・神社仏閣等街なみ現況調べ、マップ作成等)
・街なみ環境整備方針・まちづくり協定作成(策定会議、説明会等)

1/2


市町村
1/2

1/2

1/4
市町村
1/4
[1・2年目]
1,500
(ア・イのみ)

[3年目]
(ア〜ウ)
10,000
イ)保存活用に係るソフト事業・景観ルール等の住民理解拡大のためのセミナー、まち歩き、交流会及びパンフレット作成等
ウ)街なみ整備・街なみ整備(公共施設(集会所・交流拠点施設・公園・道路等)整備、案内・説明看板、ベンチなどの道路備品設置等)
エ)街なみ整備助成・街なみ整備への助成(住宅等外観修景、外構修景(門・塀・柵・植栽・街灯等)、色彩修景(外観の色彩)等)
国1/3
市町村
1/3
県1/9
所有者
2/9
現行
どおり
[1・2年目]
3,000(1,500×2)
[3年目]
20,000(10,000×2)


    (2)残したい歴史・文化的景観基礎調査事業
     県として緊急的に残したいと判断する古民家、町屋、神社仏閣などの建造物やほ場、棚田、里山などが調和した中山間地域の原風景、魅力ある農村集落の景観資源の現状を県が率先して調査するとともに、地域住民の意識調査を行い、保存計画や着地型観光、中山間地の地域づくりに向けた活用方策などの検討を行う。
    年度
    区 分
    内     容
    H23
    市町村
    から推薦
    ・市町村が「残したい歴史・文化的景観」を推薦。
    ※市町村推薦に当たり「とっとり地域生活百景」等の参考資料を県から市町村に提供。
    対象地区
    の選定
    ・推薦された集落から「残したい歴史・文化的景観」選定委員会で選定。(3箇所)

    ※鳥取県景観審議会委員等の外部委員により構成

    調査
    ・「まち」や「むら」の歴史調査
    ・古民家、町屋、神社仏閣などの建造物の現況調査
     ※外部委託(大学、コンサル等)
    H24
    検討
    ・地域住民の意識調査
    ・保存計画や活用手法(グリーン・ツーリズム、移住促進等)の検討

(3)鏝絵なまこ壁改修支援事業
 中山間地域を中心に点在する鳥取県固有の文化といえる「鳥取の鏝絵なまこ壁」を保全・再生・創出することにより、中山間地域の振興を図るとともに、地域資源としてグリーンツーリズムなどに活用していくため、鏝絵なまこ壁の所有者が当該鏝絵なまこ壁の施された蔵等の補修を行う場合に、定期的な一般公開などによる地域資源としての活用に対し協力が得られる蔵等に限り、その改修経費の一部を補助する。
(単位:千円)

対象事業

補助率

補助上限額

箇所数

特に文化的・技術的価値の高い鏝絵なまこ壁が施された蔵等の、屋根及び外壁の改修費用


1/10
市町村
1/10

1,000
(内訳)
  県  :500
市町村:500

    【採択要件】
     学識経験者等による選定委員会において、鏝絵なまこ壁の文化的価値が認められ、かつ所有者が定期的な一般公開を承諾するもの

3 所要経費 8,915千円

(1)歴史文化のまちづくり重点支援事業 3,000千円

(2)残したい歴史・文化的景観基礎調査事業 4,061千円

    (内訳)委託料 3,915千円、選定委員会経費 146千円
(3)鏝絵なまこ壁改修支援事業 1,704千円
    (内訳)補助金 1,500千円、選定委員会経費 204千円
(3)標準事務費 150千円

4 現状・背景

○鳥取市鹿野町、倉吉市打吹地区などで先進的な街なみ景観整備の取組はあるものの、その他の地域においては市町村と各活動団体等の連携による活発な取組がないのが現状である。
また、市町村では、市町村負担がネックという声があり、街なみ環境整備への意向は消極的なところが多く、取組みへの誘導支援策が必要である。
○歴史的・文化的資産を発掘・保全・再生し、活用しながら、活動団体や市町村等の連携による継続的な景観まちづくりを進め、生活空間や観光資源としての「まち」の魅力を高め、交流人口の拡大や地域への定住促進につなげていく必要がある。
○後世に残すべき歴史的・文化的な景観や建造物、街なみが認識されておらず、また、維持管理に多くの費用と手間がかかること、高齢化や人口減少による担い手が不足していること等により荒廃しつつある。特に「鳥取の鏝絵なまこ壁」のほとんどは土蔵の壁面に残されているが、生活習慣の洋風化や若者の都市部への流出等で蔵の実用的価値が失われてきている中、蔵の維持補修への多額の投資に踏み切れずに解体されるケースが増えてきている。

5 効果

○地域住民・活動団体等が歴史的・文化的な資源の発掘・活用による景観まちづくりに取り組むことで、貴重な景観資源を保全・再生・創出し、地域に対する誇りや愛着を高める。
○国の補助制度活用を誘導し、活動団体や地域住民と市町村との協働連携による街なみ環境整備など、歴史文化のまちづくりへの機運を高め、継続的なまちづくりにつなげる。
     
◆景観と歴史的な街なみ活用により、人が訪れて・住みたくなるまちづくり
◆潤いのある豊かな生活環境の創造及び個性的で活力のある地域社会の実現



財政課処理欄


@歴史文化のまちづくり重点支援事業
 現在行われている取り組みと同じ取り組みに上乗せで支援を行うものであり、既に取り組みを行っている市町村を考慮した場合、上乗せで支援を行う必要性が不明です。
A景観基礎調査
 地域景観の調査については本来市町村が主体になるべきであり、県のみの負担による調査に疑問があります。市町村交付金の活用で対応してください。
B鏝絵なまこ壁改修支援事業
 法律や条例に位置づけがあり、管理等の義務が課せられる景観重要建造物や文化財の助成制度と比較した場合、現状において鏝絵なまこ壁の改修を支援する必要性について疑問があります。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 8,915 0 0 0 0 0 0 0 8,915

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0