・河川流量は、計画流量の検証、渇水時の利水者との流量調整、新規の水利設定の許可の判断基準など、河川計画・管理を適切に行なうための基礎情報(河川管理の実務をするうえで必要不可欠なもの)である。
・例えば、各流域の特性に応じた治水計画を策定するためには、降雨と実績洪水(流量)がなくてはならない。また将来、洪水流量が過去に設定した計画流量以上となることも想定され、適宜、治水計画の見直しもしていかなければならない。
・また、流量把握を誤って見込んでいれば、渇水時には、一部の水利権者が十分な取水が出来なくなったり、反対に異常な渇水時の安全を見込んで、新たな水利権の付与をいたずらに制限してしまうなど、適切な河川管理をしているとは言えない。