芸術・文化活動者のすそ野拡大と次世代鑑賞者の育成を図ることを目的に、未就学児を対象とした作品鑑賞・創造体験・公演鑑賞の機会を提供する団体の活動を支援する。
<事業の必要性>
○未就学児を対象とした芸術・文化活動の鑑賞機会の提供は、豊かな感性と創造性を育み、将来、芸術・文化活動を支えていくことができる人材の育成を図る観点から必要性が大きい。
○小・中学生には、(財)鳥取県文化振興財団による芸術宅配便事業又は一般鑑賞事業への参加機会がある。一方、未就学児がアート体験できる機会は、幼稚園・保育園での日常の保育・団体鑑賞又は民間の鑑賞団体が行う鑑賞型の事業に限定されている。
○NPO法人の提案により、H16〜H18年度の3か年間、幼児期の子どもに質の高い芸術・文化に触れる機会を提供し、豊かな感性と創造性を育むことを目的に、アートスタート支援事業をモデル的に実施。
○H19年度から、市町村と連携(広報協力)実施することを事業要件として規定し、さらにH22年度には市町村間接補助金へ移行。
○市町村間接補助に移行し、事業実施団体からは「市町村の姿勢が明確になった」等、市町村の関わりを評価する意見が少しずつ出始めたところ。
「市町村の姿勢が明確になった」
⇒市町村負担額を予算化することで、「アートスタート活動を支援する」といった市町村の意向、姿勢が明確になった。(=継続性の確保)
「市町村の関わりが見えるようになった」
⇒(町事業として)市町村職員の実行委員会メンバーへの加入、主体的な広報への取組等、市町村の関わりが目に見えるようになった。(=主体性の確保)