鳥取県文化団体連合会(以下「県文連」という。)が県内の文化活動のすそ野の拡大、県民の文化活動への参加促進及び活動者の質の向上を図るために行う事業を助成する。
《目的》
地域に根ざした創造性の高い意欲的な活動を行い、特色ある地域文化の振興を図るとともに、文化的な公共サービスの担い手である県文連の事業活動を支援し、県民が文化に親しめる環境を整備する。
《背景》
鳥取県文化団体連合会活動支援補助金は、単なる県域文化団体への活動支援ではなく県の文化振興に寄与するもので、鳥取県文化団体連合会主催事業の事業自体が社会還元である。
各文化団体が県域でまとまり、共通のテーブルで文化のあり様について協議し、実践していく事業のプロセスは、本県のその分野における文化を真に県内に根付かせるものであり、更にそれぞれの分野を越えて交流することで、自らの活動を見つめなおし、互いに刺激しあいながら芸術性を高めることができる。
また、県文連の活動が活発化し、より良い内容となっていくことで、県全体の文化レベルの向上につながる。
県文連は以上のような存在意義を持つ県内唯一の県域文化団体であり、今後も本県の文化振興において重要な役割を担うべき団体であることから、引き続き財政的な支援をする必要がある。
《団体の概要》
■設立:平成8年3月17日
■加盟団体:43団体
(県域文化団体28団体、市町村文化協議会15団体)
■会員数:35,000人
■会長:須崎俊雄(鳥取市文化協議会会長)
県文連は「草の根」から「トップレベル」まで、様々なレベルの団体や個人で構成される県域の文化団体である。
舞台・展示・文化の県域文化団体と市町村文化団体の相当数により組織され、地域の文化芸術活動を実践し、本県の文化芸術のレベル向上、鑑賞者の拡大を実質的に担っており、県文連のレベルが「県内の文化レベル」を如実に表している。
県文連には、県の文化振興を進めるための重要な役割(県内の文化活動のすそ野の拡大と活動者の質の向上)があり、県の文化施策の第一の協力者として活動している。 |