1.補正予算要求理由
介護基盤緊急整備等臨時特例基金の対象事業に追加された高齢者認知症グループホーム等防災改修等特別対策事業及び既存の対象事業で追加整備を実施するための補正要求をするもの。
2.事業概要
平成21年度において国の第1次補正で拡充された交付金(介護基盤緊急整備等臨時特例交付金)及び平成22年度において国の第1次補正等で拡充された交付金(介護基盤緊急整備等臨時特例交付金、介護支援体制緊急整備等臨時特例基金)を財源に造成した「鳥取県介護基盤緊急整備等臨時特例基金」を活用し、第4期介護保険事業計画の整備目標に第5期以降の目標を上乗せし、介護基盤の緊急的な整備の支援することとあわせ、既存施設のスプリンクラー設備等整備、認知症高齢者グループホーム等の防災補強等について支援を行うもの。
(追加事業)
高齢者認知症グループホーム等防災補強改修等支援事業
○地震等防災対策上必要な補強改修等に対する支援を行い、利用者の安全性確保を図る。
<対象事業>
・地震や土砂災害等に対する防災対策を目的とした改修事業
・アスベストの処理工事及びその後の復旧等関連する改修事業
・建物の用途変更に伴い必要となる改修事業
・一定年数(10年程度)を経過して使用に堪えなくなった浴室及び食堂等の改修事業
・特に必要と認められる上記に準ずる事業として認めたもの
対象施設 | 単価 | 補助率 |
小規模特別養護老人ホーム
小規模ケアハウス
小規模老人保健施設 | 13,000千円 | 10/10 |
認知症高齢者グループホーム
小規模多機能型居宅介護事業所 | 6,500千円 | 10/10 |
3.積算根拠
(1)介護基盤緊急整備事業 80,000千円
市町村整備事業
○小規模ケアハウス 1施設 (補助率10/10)
定員20人 × @4,000千円 = 80,000千円
(2)既存施設スプリンクラー整備事業 5,279千円
市町村整備事業
○小規模多機能型居宅介護事業所
275u以上1,000u未満・・・1施設
315u × 6千円 = 1,890千円 (基本額 10/10)
315u × 3千円 × 1/2 ≒ 473千円 (加算分1/2)
○認知症高齢者グループホーム
275u以上1,000u未満・・・1施設
324u × 9千円 = 2,916千円
※H23追加対象施設であり、基本額が9千円
(3)高齢者認知症グループホーム等防災補強改修等支援事業 21,750千円
市町村整備事業
○小規模老人保健施設・・・1施設 2,250千円
○認知症高齢者グループホーム・・・2施設 13,000千円
○小規模多機能型居宅介護事業所・・・1施設 6,500千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・小規模施設等の整備にあっては、第4期整備計画の早期実現及び地域の実情に合わせた第5期計画の前倒し整備を促進するため、市町村への事業PRと指導・助言を行った。
・スプリンクラー整備にあっては消防局との連携を密にし、補助対象施設へのスプリンクラー設置の要否及び併設施設における面積の精査を行うとともに、事業者への対応も円滑に行った。
これまでの取組に対する評価
小規模特別養護老人ホーム1施設、認知症高齢者グループホーム3施設、小規模多機能型居宅介護事業所9施設と認知症高齢者グループホーム1施設の施設整備及び12施設のスプリンクラー整備が完了している。