【現状と課題】
○アオコや赤潮の発生による水質汚濁やヒシの大繁茂等、県内湖沼での問題の解決のための対策を検討するには、その全体像・面的広がりや変遷を捉えることが必要。
→ 従来の地点ごとの調査ではとらえ切れていない。
○近年、衛星画像の入手が容易になったが、水域生態系の管理に衛生画像を用いた広域モニタリング手法はほとんど利用されていない。
→ 海域では衛星の観測情報と現場情報との関係式化・補正が完了、観測結果の自動公開が進み赤潮等の観測に活用されている。
○衛星の観測情報の活用のためには、まず衛星の観測情報と各湖沼固有の現場情報との関係式・補正が必要。
【必要性・緊急性】
○湖沼で発生する植物プランクトンの異常発生やヒシの分布域拡大は社会問題となっている。
○現時点で湖沼の広域的なプランクトン発生状況(発生源・ホットスポット等)が把握できておらず、このことが対策の遅れの一因となっている。