1 事業の背景
○水田転換畑での白ネギ、ブロッコリーなどの安定栽培技術(品種、作型、圃場条件の改善)の確立が緊急かつ強く求められている。
○鳥取県東部に水田転作野菜の研究拠点設置が要望されている。
2 事業の目的
水田における主要野菜の産地化支援
3 事業の内容
【排水対策】
(1)小型機械・器具による簡易排水技術体系の開発
@小型管理機等による明渠の再施工、A穴掘機による局所排水、B土寄せ溝と明渠の簡易連結、C土寄せ同時の簡易心土破砕などの検討。
(2)早春のトラクタ作業を可能とする作業技術の開発
前年秋冬の耕うん、排水溝、明渠施工などの検討。
【栽培基準(品種・作期を含む)】
水田転換畑での試験が必要で、それを基にした栽培基準の見直し、作成を行う。
(白ネギ、ブロッコリー、アスパラガス、甘長トウガラシ、マコモタケ、新嗜好作物(短葉ネギ)など)
【作業強度軽減】
高齢者や女性でも取り組みやすい作業体系、栽植様式の検討。
4 事業の効果
(1)安定栽培のために不可欠な基幹技術を見極める(省力できる技術と省力できない技術の区別)ことで、省力化が可能となるとともに収量や品質、収益の安定が図られる。
(2)得られた研究成果は、水田転換畑での野菜栽培のみならず、広く応用できることが予想され、受益の範囲が広い。
5 これまでの成果
(粘質土壌)水田における白ネギ栽培
@植付条直下弾丸暗渠施工の効果
A広幅心土破砕機による排水改善の効果
6 事業期間と年次計画
平成23年度から27年度(5カ年)

