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平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:婦人福祉費
事業名:

ステップハウス運営事業

将来ビジョン関連事業(互いに認め、支え合う/高齢者、障がい者等の質の高い生活の確立)

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福祉保健部 青少年・家庭課 家庭福祉室  

電話番号:0857-26-7869  E-mail:seisyounen-katei@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 11,548千円 1,598千円 13,146千円 0.2人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 23,096千円 1,598千円 24,694千円 0.2人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 11,425千円 1,614千円 13,039千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:23,096千円  (前年度予算額 11,425千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:8,908千円

事業内容

1 事業内容

「ステップハウス」は、一時保護施設での一時保護後、すぐに自立生活に移れない被害者が、心のケアや自立に向けた準備をするための中間施設として、平成15年度に県が設置したもの。当該施設の管理運営とDV被害者の自立に向けた支援を社会福祉法人に委託する経費。

    <概要>
    【事業主体】県(社会福祉法人に委託)
    【県実施の理由】
    ○婦人保護施設の代替施設としての役割
    ○DV被害者の自立支援施策
    【財源内訳】単県
    【実施方法】社会福祉法人が民間アパートを借上げ、支援員を配置。
    【事業開始(設置年月)】平成15年7月
    【職員体制配置】生活支援担当2名、心理療法担当1名(非常勤:必要時対応)
    【入所対象者】一時保護後すぐに自立生活が困難な配偶者からの暴力被害者及び単身の女性など
    【入所期間】原則として1年間を限度し、必要と認める期間
    【部屋数】7部屋(7世帯分)ほか事務所兼面談室1室

2 積算根拠

区 分
金額(千円)
※上段( )
は前年度
対象経費
委託料
(11,425)
8,908
23,096
ステップハウス配置職員(生活支援員、心理療法担当)に係る人件費及び運営管理に係るアパート借上げ料等事務的経費
(11,425)
23,096
※利用者の居室に係る光熱水費などの生計に必要な経費は、利用者が負担。

<昨年度からの変更点>
新たにステップハウスを設置し、委託運営に係る経費を追加。
  • 施設規模:7部屋(7世帯分)ほか事務所兼面談室1室
  • 職員配置:3名(生活支援員2名、心理療法担当(非常勤)1名)

<新たにステップハウスを設置する理由>
  • 現在県内1箇所(中部地区)に設置しているが、入所者支援に当たり、ステップハウスの職員のほか、一時保護を担当した職員も継続してケース支援しているが、東部・西部の担当職員にあっては、距離・時間的な問題から適時にケース支援ができない状況にある。
  • 東部・西部地区からの入所希望者の中には、入所中も地元での生活、就労による自立を希望する者が多いこと。
  • 入所者の中には、一時保護施設からステップハウスまでの移動時間(距離)や全く知らない土地での生活となることに不安を抱えてしまうなど、かえって精神的に負担を与えかねない。
  • こうした負担を軽減するためにも、現在県内1箇所にあるステップハウスの機能を分散化させ、入所者が住み慣れた地域で自立に向けた支援が受けられる環境を整備する。

3 背景・経過

県立の婦人保護施設(婦人寮)を、利用者の減、施設の老朽化等から昭和62年度末に廃止。要保護女子の保護は、婦人相談所の一時保護所(3室。定員12名)で対応。
  • DV防止法施行(平成14年)以降、DV被害者の一時保護が増加。一時保護所の利用者が急増したことにより、婦人保護施設の再設置の検討が必要となった。
  • 県が施設を整備・維持管理し、職員配置をして再整備するのではなく、民間活用を検討。
  • 緊急的な一時保護の後、社会に適応できるようになるまでの間、利用者に寄り添い、継続的な心のケアや就労支援、生活支援などのサポートを受けながら生活する場、被害者等の自立支援の場として「ステップハウス」を県が委託運営することとした。
  • DV被害者等は、長期にわたる暴力被害により心身ともに衰弱した状態であり精神的に不安定なこと、PTSD等の症状により対人関係を結びにくいことから、心理療法担当による継続的なケアが必要であるため、生活支援担当と心理療法担当を配置し、事業実施。
  • 近年利用者は、DV被害にあわせて精神疾患のある方、被虐待児を同伴する方等、日々の生活支援が必要な者が増加。利用者の個別的な対応が必要であり、2名の常勤職員が早朝から夜間まで(宿直は行わない。)生活支援・就労支援等の自立支援をローテーション勤務で実施。 (平成22年度から2名体制とした。)
  • 心理療法担当による心理ケアは、個々のケースにより必要時にケアを受けられる体制(非常勤対応)の保持が必要。

  • これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    民間アパート7部屋を借上げ、DV被害者や他の法律で支援を受けられない女性等に対し住居の提供を行い、心理的ケアや生活支援・就労支援を行った。

    これまでの取組に対する評価

    ・精神的な落ち着きを取り戻し、就業等により安定した生活を送れるようになり、経済的、社会的な自立につながっている。
    ・ステップハウスは、婦人保護施設では対応できない男性被害者や男児を同伴する者も利用が可能であり、ケースに応じた柔軟な対応が可能。

    工程表との関連

    関連する政策内容

    DVの防止と被害者支援

    関連する政策目標

    DVを許さない体制の整備と被害者支援体制の充実



    財政課処理欄

     
    現状のステップハウスの稼働率を考慮し、現状の1箇所分のみ計上します。
    また、平成22年度11月補正で対応したステップハウス施設整備事業により、運営経費の低減が見込まれますので、事業費を精査しました。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 11,425 0 0 0 0 0 0 0 11,425
    要求額 23,096 0 0 0 0 0 0 0 23,096

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    査定額 8,908 0 0 0 0 0 0 0 8,908
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0