これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成20年6月にバーモント州と国際親善に関する覚書を締結して以来、主に教育、文化分野における交流を行っている。
【最近の主な交流事業】
(1)環境をテーマとした青少年交流事業の実施(派遣)
平成22年度3月に県内の高校生等15名をバーモント州に派遣し、ホームステイをしながら、現地の高校生と共に環境学習や授業参加等の交流を実施した。
平成23年3月にも、県内の高校生等17名を派遣し、同様の事業を実施予定。
(2)交流拡大に向けた鳥取県PR事業
平成22年8月に、本県との交流に関わるバーモント州関係者9名を鳥取県に招致し、今後の青少年交流事業等、両地域の交流拡大に向けた協議・検討を行うとともに、鳥取県の教育事情や自然、文化等を理解してもらった。併せて、県内の教育関係者にバーモント州(州内高校紹介、GATPの青少年交流の取組等)及び平成22年3月に実施した青少年交流事業結果について紹介し、本事業の交流拡充を図った。
(3)とっとりの民工芸品PR事業の開催
平成21年10月にバーモント州内の公立図書館において、一般の方を対象に1ヶ月間本県の民芸を中心とした展示会を開催するとともに、和紙によるちぎり絵作成等の体験教室を実施し、鳥取県の文化・観光の情報発信を行った。
平成22年度には、バーモント州日米協会に委託する形で、青少年交流を実施した同州内の高校等において、本県の民芸を中心としたミニ展示を巡回して開催した。
これまでの取組に対する評価
環境をテーマとした青少年交流事業については、帰国後の反省会及びアンケートから、参加者の感想として、英語の必要性を実感し学習意欲が高まった、環境に対する意識が高まった、ホストファミリーや友達との強い絆ができた、自分が積極的になった、自信がついた等、ほぼ全員が非常に有意義だったと感じていることがわかる。
交流拡大に向けた鳥取県PR事業では、バーモント州の交流関係者に本県の魅力等についてよく知っていただくとともに、国際交流財団、鳥取環境大学、県教育委員会など関係機関との友好関係を築くことができた。
また、バーモント州からの青少年の受入れや学校間交流など今後の交流拡大に向けた協議ができた。
とっとりの民工芸品PR事業については、会場手配、事前広報、当日準備などバーモント州日米協会の支援を受け、多くの方に来場いただき、展示会場からも非常に好評であったと言われている。また、体験教室も定員オーバーになるほど好評であり、再度の開催について要請を受けている。
こうしたことから、バーモント州内において鳥取県の文化・観光に関する一定の情報発信ができているものと考えている。