事業概要
◆平成22年度までに構築した道路台帳システムの機能を拡充し、道路台帳付図上に道路区域が表示可能となるようにする。
◆道路占用台帳のデータを修正し、利便性を向上させる。
◆道路台帳システム(占用台帳システム含む)の維持運用に係る保守点検経費
事業経緯
◆H20年度に、昭和50年代から使用してきた道路台帳システムを再構築(開発)し、併せて台帳付図については、これまで紙ベースで保存・閲覧してきたものを、電子データとしての閲覧が可能となるようにした。
◆併せて、H20年度からH21年度にかけて、これまで紙文書で保存されてきた、各種道路施設台帳の電子化(PDF、エクセル化)を実施。
◆H22年度は、これら各種施設台帳の情報を道路台帳システムに取込み、一体的な管理が可能となるよう道路台帳システムの機能を拡充。
また、これまで別のシステムとして稼動してきた「道路占用台帳システム」についも道路台帳システムに統合。
背景・目的(道路台帳システム)
◆各種の道路施設の維持管理を行うにあたり、道路管理者として管理すべき道路の区域を明らかにする資料は、道路区域の決定・変更等の告示図面である。
◆しかしながら、供用開始から年数を経た道路の告示図面は、その多くが紙文書として保管されており、道路台帳図面と一体的な管理ができていない。
◆故に、実際に道路の維持管理等(改良工事含む)を行う際には、すでに電子化及びシステム化された当該道路台帳図面だけでなく、膨大な紙文書の中から告示図面探し出すことに労力を要すことも少なくない。
◆そこで、H20年度に開発した道路台帳システムの機能を拡充し、システム内に表示される道路台帳上に、道路区域の表示が可能となるようにすることで、告示図面を探しだす労力を縮減するとともに、告示図書と道路台帳及び台帳図面を一体的に管理できるようにする。
背景・目的(道路占用台帳システム)
◆H17年度に道路占用台帳システムを構築。
◆H22年度には、利用者の利便性向上を目的として、道路台帳システムに統合する等し、システムを改修。
◆併せて、H17年度以降に既存のシステムに入力されてきたデータを初期データとして、道路台帳システムに取込み。
◆しかし、取込みを行った初期データは2万5000分の1の地形図を元に作成・作図されたものであり、道路台帳システムとの統合効果を最大限に発揮していない。
◆よって、統合の効果を最大限に発揮するため、取込みを行った初期データについて、道路台帳システムで用いている基本図面(1000分の1)の精度に対応できるよう、修正を加える。
要求内訳
委託料 C=9,908千円
【内訳】
◆道路台帳システムに道路区域表示機能を追加
委託料C=3,000千円
◆表示機能検討のための告示図書の電子データ化
(紙ベース告示図書の電子データ化仕様も作成)
委託料C=1,200千円
◆道路占用台帳システムデータ修正
委託料C=4,508千円
◆道路台帳システム保守点検経費
委託料C=1,200千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
◆H20年度に、昭和50年代から使用してきた道路台帳システムを再構築(開発)し、併せて台帳付図については、これまで紙ベースで保存・閲覧してきたものを、電子データとしての閲覧が可能となるようにした。
◆H20年度からH21年度にかけて、これまで紙文書で保存されてきた、各種道路施設台帳の電子化(PDF、エクセル化)を実施。
◆H22年度は、これら各種施設台帳の情報を道路台帳システムに取込み、一体的な管理が可能となるよう道路台帳システムの機能を拡充。
これまでの取組に対する評価
◆道路台帳及び台帳図面の一元管理化
◆道路台帳図面と各種施設台帳の一元管理化により、適切な道路施設の維持管理に寄与。