現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成23年度予算 の 県土整備部の東郷池の水質浄化にかかる覆砂支援事業
平成23年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:河川海岸費 目:河川総務費
事業名:

東郷池の水質浄化にかかる覆砂支援事業

将来ビジョン関連事業(自然の豊かな恵みと生活を守る/豊かな自然・環境を守り、育て、次代につなげる)

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県土整備部 中部県土整備局 計画調査課設計調査班  

電話番号:0858-23-3219  E-mail:chubu_kendoseibi@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
23年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
23年度当初予算要求額 2,000千円 0千円 2,000千円 0.0人 0.0人 0.0人
22年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,000千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

一般事業査定:ゼロ 

事業内容

1 事業概要

 東郷池の水質浄化については、「東郷湖活性化プロジェクト推進会議」(事務局:湯梨浜町)の中の「東郷池の水質浄化を進める会」で取組まれている。


     この取組みの一つとして、水草等の刈取りやアダプトプログラムと並んで覆砂事業が位置づけられており、湖底のヘドロが堆積した凹部については生活環境部と連携して県土整備部で覆砂事業を実施。

     引き続き水質浄化の取組として、以前ヘドロの浚渫等で出来た湖底の死水域となっている小規模な凹部を埋め戻す等の対策を実施するもの。

     対策の必要な20箇所の凹部のうち12箇所周辺はシジミの漁場となっており、この付近では東郷湖漁協がシジミ漁場づくりのための覆砂を行っている。

     凹部ごとの覆砂量は少量であるため、漁協に覆砂を実施してもらう代わりに、シジミに着目した漁場整備に県としても協力していく。
    このため、東郷湖漁協の覆砂事業に対し天神川、橋津川等から採取した砂を年間1,000m3供給する。

2 事業の目的及び背景

 東郷池の水質浄化対策としては、昭和49年から平成12年にかけて、溜まったヘドロの浚渫に重点を置いて行われた。これは水質の浄化に一定の効果が見られたものの、浚渫等により湖底に新たに出来た凹部には、その後経年変化により再びヘドロが流れ込んでおり水質悪化の元凶ともなっている。

 このヘドロ対策として池の最深部については平成21,22年度に県が集中的に覆砂事業を行った。しかしながら、湖底の凹部はこれ以外にも小規模のものが数多く確認されており、これに対する対策が今後の水質改善上の課題となっている。

 一方東郷湖漁協が平成8年より実施しているシジミ漁場づくりのための覆砂は、シジミが生息できるよう湖底に砂地を作ることを目的としているが、同時にこの覆砂により湖底のヘドロに含まれる栄養塩の溶出が抑制され、水質の浄化にも効果のあることが判っている。

 前述の小規模な凹部は東郷湖漁協が覆砂を行っている周辺に分布しており、東郷湖漁協としても埋め戻しに協力する意向があるが、23年度以降の覆砂用の砂については、確保の目途が立っておらず、事業の継続自体が危ぶまれている状況である。

なお、県が東郷池の水質浄化に対し直接、間接的にかかわっている主な施策は以下のとおり。
 ・生活排水流入対策(下水、農集、浄化槽建設補助)…完了
 ・農業排水流入対策(エコファーマー施肥体系の取組)…実施中
 ・栄養塩溶出抑制策(覆砂事業)…H22完了
など

3 要求額

総事業量:湖底凹部埋め戻し12箇所

総事業費:8,000千円
事業期間:H23〜H26
平成23年度事業量:湖底凹部埋め戻し3箇所
平成23年度要求額:2,000千円
内訳
覆砂掘削運搬
(湯梨浜町田後 天神川右岸 → 湯梨浜町南谷 東郷池湖岸)
1,600円/m3 × 1,000m3 = 1,600千円
仮設道路
1,000円/m × 400m = 400千円

4 効果等

 覆砂による湖底の凹部に溜まったヘドロ中の栄養塩の溶出を抑制することで水質浄化が進むだけでなく、覆砂によるシジミの生育範囲や個体数が増加することで、元々水質浄化能力の高いシジミによる水質浄化も相乗的に期待できる。

 また、覆砂の水質浄化効果については、「東郷池の水質浄化を進める会・専門部会」のメンバーである鳥大増田准教授が確実な効果があるとコメントされている。

 なお、覆砂用砂を天神川から採取することで、間接的に天神川の漁場にも改善効果が期待できる。

H22.11補正要求「天神川魚の棲みよい環境づくりモデル事業」

5 経費の節減効果等

○節減内容

・湖内に覆砂を散布する経費
   △6,000千円=△@6,000円/m3×1,000m3
  ※H21,H22実施の「覆砂事業(地活交付金)」実績による。
(参考)   
・覆砂用砂を調達する経費(東郷湖漁協)
   △3,800千円=△@3,800円/m3×1,000m3
  ※「H22年度鳥取県土木工事実施設計単価」より
○H23覆砂用砂採取位置(資料1、2)
湯梨浜町田後地内の天神川右岸(天神の森付近)
理由:直近で東郷池の砂の粒度分布に近い。(天神川治水管理上堆砂は問題となっていないため国土交通省としては掘削予定なし。県が採取することについては了解済み。)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成22年度まではヘドロの栄養塩溶出抑制策として県の覆砂事業を実施。

東郷湖漁協の覆砂事業はシジミ漁場づくりとして実施。平成22年度までは県土整備局より北条川放水路工事で発生した砂の提供を受けて事業を実施。

これまでの取組に対する評価

東郷湖漁協の行っている覆砂はシジミの漁場づくりだけでなく、シジミの水質浄化や覆砂による湖底の栄養塩の押さえ込みにより東郷池の水質改善に効果が見られるため、「東郷湖活性化プロジェクト」の取組の一環として位置づけ。


財政課処理欄


 地域自立・活性化交付金事業による実施を検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 2,000 0 0 0 0 0 0 0 2,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0