1 事業の概要
平成23年度当初予算において交付金により整備する予定であった厚生病院マルチスライスCT装置について、今般、正式に鳥取県地域医療再生計画に位置づけられたことから下表のとおり改める。
(単位:千円)
| 事業費 | | 財源内訳 | |
| | 補助金(※1) | 企業債(※2) | その他 |
変更前 | 184,800 | 0 | 184,800 | 0 |
変更後 | 184,800 | 92,400 | 92,400 | 0 |
※1 地域医療再生基金事業補助金(補助率1/2を活用)
※2 企業債元利償還金の2分の1について、一般会計からの
繰出しを要求する。
2 現状・背景
厚生病院においては、急性期救急疾患、悪性腫瘍の検索、手術等に不可欠なCT装置(16列)をH15年12月に導入したが、検査件数の増加(※)から一般診療だけでなく救急診療にも迅速に対応できていないことに加え、故障の発生により造影剤注入後の撮影中断や撮影のやり直し等、医療安全面に問題が生じていた。
※H16年度は6,209人の診療であったが、平成22年度は13,635人と2倍の診療状況となっている。
- 上記の状況から、本年6月にCT装置(160列)を導入した。
3 効果
1回の回転で80ミリメートル(16列では10ミリメートル)幅の撮影が可能となり、16列の場合と比べ4分の1程度の時間でより多くの情報を得ることが可能
撮影時間の短縮により、被曝線量の30〜40%の低減化、造影剤の減量化できる等、診療の安全性を担保し、医療安全の向上を図るとともに待ち時間の短縮が期待できる。