1 事業の背景
平成14年度の国民文化祭から平成24年度で10年目を迎え、本県の文化振興を取り巻く環境や文化活動主体の状況も変化していることから、県内施策推進の新たな枠組みについても検討を行う必要が生じている。
2 事業の目的
県内の文化水準の更なる向上と文化活動の裾野の拡大を図るためには、鳥取県総合芸術文化祭実行委員会、鳥取県文化団体連合会、鳥取県文化振興財団、新たに立ち上げられた文化活動団体及び行政の連携が不可欠である。そこで、平成24年度に10年目を迎えるとりアート(鳥取県総合芸術文化祭)のあり方を中心課題に置きながら、文化活動について検討する会議を設置し、提言をいただくとともに、各組織の役割分担の明確化と更なる連携を推進する。
なお、本会議で議論されたものについて、県は必要に応じて事業に反映する。
3 事業内容
「とりアート構想」策定会議(仮称)の設置
(1)会議の性格及び検討事項
県の要綱により設置、県内文化活動者を中心とした関係者により構成され、以下の項目について検討・提言する場とする。
@「とりアート構想」の作成及び提言
現在の「鳥取県総合芸術文化祭の基本方針」は、平成23年度末で終期を迎えるため、新しい県民による文化祭のあり方を検討する必要がある。
県は県内の文化活動者で構成された「とりアート構想」策定会議に、とりアートのあり方の検討及び、「とりアート構想」の作成を依頼。
県は、「とりアート構想」を、とりアート実行委員会に提示し、今後はこの構想に沿った事業を展開する。
A各文化活動主体実施事業への提言
県、県文化振興財団、鳥取県文化団体連合会が行う文化芸術事業への提案、意見等を提言としてまとめる。
B県内文化主体の役割分担を明確にする場
C県内文化活動主体の更なる連携を推進する場
(2)委員構成
鳥取県総合芸術文化祭実行委員会役員、鳥取県文化団体連合会役員、県内文化活動者、鳥取県文化芸術振興審議会委員、県文化振興財団役員、市町村文化政策担当課長、県文化観光局長(合計 20名)
4 経費
項目 | 経費額 | 備考 |
「とりアート構想」策定会議(仮称)開催費 | 840千円 | 特別旅費、報償費 |
学識経験者からの意見聴取 | 93千円 | 学識経験者謝金、特別旅費 |
パブリックコメント・県民アンケート実施経費 | 25千円 | 県民アンケート謝礼 |
計 | 958千円 | |
5 スケジュール
時期 | 回数 | 内容 |
7月 | 第1回 | 論点整理 |
| − | アンケート調査実施:
「県民が望む“あるべき芸術文化祭”」の姿を聴取 |
8月上旬
〜9月上旬 | 第2〜
4回 | 協議内容:
○とりアートのあり方について
○とりアート以外の文化芸術事業への提言案 |
9月下旬 | 第5回 | 学識経験者からの意見聴取、最終案まとめ |
10月上旬 | − | 最終案のパブリックコメント実施 |
10月下旬
〜11月上旬 | 第6、
7回 | 「とりアート構想」及び文化芸術事業への提言内容の決定 |
11月中旬 | − | とりアート実行委員会にて「とりアート構想」を採択 |