平成23年4月で米子ソウル便は10周年を迎える。この間、様々な要因により搭乗率が低下し、平成19年8月には運休の危機にもさらされたが、山陰唯一の国際定期航路として山陰両県の官民が一体となって路線維持に努めた結果、平成20年度以降の年間搭乗率は60%を超え、路線は安定化の傾向にある。
しかしながら、路線自立の目安となる70%にはまだまだ及ばない状況であることから、平成23年度は、次の取り組みを行うことにより、路線の早期自立を目指す。
@10周年記念事業を実施し、主に山陰両県民へ同路線の存在意義や利便性などを強くアピールする。
(米子ソウル便運航による主な効果)
- 国際空港アクセスの交通費削減等による地域住民の便益
→年間約2億3千万円
- 外国人来訪による経済効果→年間約15億6千万円
Aアシアナ航空及び山陰両県の関係団体との連携を強化して、より効果的な利用促進対策を実施する。
山陰両県の官民69団体で構成する山陰国際観光協議会を母体とした米子ソウル便利用促進事業費の一部を負担する。
平成23年度事業費 総額32,000千円(30,000千円)
事業費 負担内訳 |
鳥取県 | 11,000千円(10,000千円) |
県内市町村・民間等 | 20,000千円(20,000千円) |
(新)島根県 | 1,000千円(0千円) |
<平成23年度事業内容>
(1)米子ソウル便利用促進事業 30,000千円
<主な事業内容>
・グループ旅行支援 ・貸切バス支援
・旅行商品PR支援 ・情報発信 など
【新】(2)米子ソウル便就航10周年記念事業 2,000千円
※就航10周年記念事業に要する経費への支援
【10周年記念事業実施(案)】
- 米子鬼太郎空港内での記念式典
- 記念レセプション
- 10周年記念ツアーの企画・実施 など
【注】事業計画案及び予算案は、山陰国際観光協議会総会(3月開催予定)にて審議される予定。