ＪＲ山陰本線を活用した因幡・但馬交流等促進事業

（２）また、山陰海岸ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟により、全国や海外からの観光客の来訪も期待されることから、来訪者の利便性を向上させ、因幡・但馬の交流拡大等に繋げるためにも、更なるダイヤの改善を目指し、利用促進の取組みを強力に行う。
【目標とするダイヤ改善】

○鳥取〜豊岡間の直通便の増加（浜坂駅での乗り換え解消）

○鳥取〜豊岡間の特急列車増便　　等

【期待される効果】

○鉄道の利便性向上による因幡・但馬地域の交流促進

○広域観光による地域活性化　等

　ＪＲ山陰本線（鳥取〜豊岡）を利用した魅力ある鉄道の旅の提供による観光利用の促進や、地元住民の生活利用の拡大を図るため、鳥取県、鳥取市、岩美町、JR等により「鳥取県東部地域鉄道利用促進実行委員会（仮称）」を組織し、鉄道の利用促進に関する事業を実施することとし、事業に要する経費を負担する（県1/2）

ア．団体旅行、学校活動及び魅力ある旅行商品等への支援
○団体旅行等の支援
・対象：団体旅行、学校活動等を実施する職場、学校等
・助成率：鉄道運賃の1/3（学校活動）又は1/2（団体旅行）（上限1,000円/人）

○旅行商品PR支援
・対象：旅行商品を造成・PRした旅行会社
・助成率：広告・宣伝に要した経費の1/2（上限50,000円）

イ．利用促進PRキャンペーン・イベント
○山陰本線開通100周年記念イベント
・時期：100年目に当たる平成24年3月頃
・場所：鳥取駅周辺
・内容：鉄道の歴史と今後のあり方等について、Nゲージ、パネル展示等を行うとともに、駅施設見学、鉄道グッズ販売等を行い、鉄道の魅力を感じてもらう

○プレゼントキャンペーン
・時期：４回（季節毎）
・内容：沿線で開催されているイベントに快速列車を利用して訪れた人に対し、鉄道等にちなんだ限定品のプレゼントを実施

ウ．駅アクセスの調整
○列車ダイヤとバス便数・ダイヤ等の調整

県１／２（１，５００千円）、地元１／２（１，５００千円）
（鳥取市：岩美町＝２：１）

ア．列車の魅力アップ

○快速列車のラッピング（車体広告）　7,980千円

・快速列車の車体に、愛称にふさわしいラッピングを実施
・車両数：２両（１編成）
・イメージ：ジオスポットを巡る鉄道の旅

○トレインアテンダント（客室乗務員）の配置　6,877千円
・乗車人員：1人/編成×2編成
・対象車両：快速列車（鳥取〜豊岡）
・業務内容：沿線の観光案内や地域の特産品の紹介など

イ．列車のPR

○主要駅、列車内でのPR　3,389千円

・場所：鳥取駅、城崎温泉駅、豊岡駅等及び列車内
・内容：看板、懸垂幕及び列車内広告枠等によりＰＲ

○ケーブルテレビによる広報　4,746千円
・因幡・但馬地方のケーブルテレビ２社を利用してＰＲ
・スポットＣＭ（30秒、動画）、月10回以上放送（週末）を10ヶ月間
・ジオスポットを巡る鉄道の旅番組（30分番組×2本（夏・秋））、放送回数等：月4回以上・3ヶ月間

○ポスター・チラシによるPR　887千円
・インパクトのある利用促進ＰＲのポスター・チラシを作成し、各機関で掲示・配布
・配布先…ＪＲ各駅、バスターミナル、市町村役場、県・国機関、病院、経済団体、事業所、デパート・百貨店、大規模駐車場　等

○県外イベントでのPR（別予算対応：雇用基金）
・県外の観光等のイベントにおいて、山陰ジオパークに沿って走る山陰本線を利用した「鉄道の旅」をＰＲ
・場所：京阪神、九州等

〈参考〉その他利用促進に向けたイベント

○快速列車の出発式（４月２日予定）
（別途文化観光局の予算で対応：重点送客キャンペーンの鳥取駅オープニングイベント内で実施）

○鳥取駅〜豊岡駅を結ぶスタンプラリーの実施
（別途兵庫県但馬・鳥取県東部地域の交通・観光連携協議会で実施）