1 事業概要
重症心身障がい児・者関係の医療機関が集まり、各機関の現状や機能及び問題点を共有し、円滑な連携について検討するとともに、障がい児施策及び周産期医療等に関する施策の課題を共通認識し、解決に向けての提言を行う。
2 背景
県内において重症心身障がい児・者が急速に増加し、重症化してきている。多くが地域で生活されるこれらの方々を支援するための医療機関の体制整備が必要。
7月に県内関係医療機関会議を開催し検討した結果、各課題について検討するため、本会議及び東部・西部の地域別会議、島根県との合同会議の継続的な開催を希望するとの提案があり、全機関の同意が得られた。
3 協議事項
(1)高卒成人重症心身障がい児・者の利用施設
重症化や介護者の高齢化により在宅生活が難しくなった方の受け入れ先の不足への対応
(2)ポストNICU
長期入院児が増加することによるNICU病床の不足への対応
(3)(超)重症心身障がい児・者の医療
重心施設での適切な医療ケアの対応。
(4)(超)重症心身障がい児・者のショートステイ
ニーズが高いが人的・環境整備が不十分なことへの対応
4 開催計画
全県での会議を年1〜2回、地域ごとの会議を東部及び中・西部で各2回、島根県との合同会議を年1回開催する。
会議名称(仮称) | 開催回数 |
鳥取県重症心身障がい児・者関係医療機関会議 | 1回 |
地域別重症心身障がい児・者関係医療機関会議 | 各2回 |
山陰重症心身障がい児・者関係医療機関会議 | 1回 |
5 要求内訳
内訳 | 金額 | 積算根拠 |
報償費 | 405
| 全県会議
7人×1回
地域別会議
(6人+9人)×2回
山陰会議
7人×1回 |
特別旅費 | 114 |
<参考>
※NICU(新生児集中治療管理室)とは
身体の機能が十分でないまま産まれた新生児や、先天性の障がいなどにより集中治療を必要とする新生児のために、保育器、人工呼吸器、微量輸血ポンプ、呼吸循環モニターなどの機器を備え、主として新生児を専門とするスタッフが24時間体制で治療を行う病室。
※超重症心身障がいとは
重度の身体障がいと重度の知的障がいなどが重複している重症心身障がいのうち、医学的管理がなければ、呼吸することや栄養を摂取することも困難な状態。