・境漁港は西部日本海で最大の漁港であり、国内でも有数の取扱量を誇る。
・まき網漁業は境港の最重要漁業であり、地域経済に対する影響も大きい。(水揚量シェア83%、金額シェア46%:平成21年)
・境漁港のまき網漁獲物受入体制は、過去の大量漁獲時代の流れから魚艙単位入札、トラックスケール処理による大量・迅速処理体制に特化。(平成4年から平成8年の間全国1位)
・生産者は大量処理の必要な冷凍向け漁獲物は境漁港に、選別処理により価格向上の期待できる漁獲物は可能な限り選別機能の整った近隣他港(浜田、恵雲、舞鶴)に水揚げ。
・境漁港が近隣他港と比較して水揚げ処理機能の多様性に劣る結果となり、本来境漁港に水揚げされるべき漁獲物が他港に水揚げされる状況にある。
まき網主要業種の境漁港及び浜田漁港の単価(H20)
(単位:円/kg)
魚 種 | いわし類 | さ ば | あ じ |
境 港 | 78 | 45 | 103 |
浜 田 | 100 | 60 | 215 |