これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 アユ
・H18年:主要3河川毎に「アユ資源回復プラン」を作成
・県内河川の代表として天神川の天然アユ遡上数、流下仔魚数を把握し、プランを検証
・アユ不漁が続くため、対策として冷水病対策試験、標識放流を実施
・天然アユを親とする人工種苗は冷水病に強いことが判明
2 東郷池のヤマトシジミ
・H16年にシジミ増殖策を地元へ提示
・その後、漁協により増殖策が継続され、200t前後の漁獲量で推移
・資源量推定も実施
3 規則改正のためのコイ、フナ、ワカサギ等産卵調査
・H19−22年度に全ての採捕禁止区域での産卵状況を把握
・得られたデータを関係機関へ提示し、規則改正案を提案済
これまでの取組に対する評価
1 アユ
・プランに基づき漁協を含む関係者が増殖策を実施
・一部の河川で天然アユの回復が見られるものの、不漁の回復までには至っていない
・このため、さらなる不漁原因の解明と対応策の検討が必要な状況
2 東郷池ヤマトシジミ
毎年の増殖策の実施状況、資源量推定結果を漁業者へ提示し、継続して資源管理が図られるよう務めてきた。今後は、より効率的な漁獲法について提言し、資源管理を推進していく必要がある
3 規則改正のためのコイ、フナ、ワカサギ等産卵調査
東郷池周辺については4年分のデータ、湖山池周辺は1年分のデータを基に提言を行っており、データに基づく規則の改正が望まれる