○ネット上の有害情報の氾濫、非正規雇用の増加等の雇用環境の変化等、青少年を巡る環境の変化に応じた施策を総合的に推進することにより、次代を担う青少年を育成する。
○併せて、日常生活では得難い体験の機会を提供し、次世代を担う青少年を育成する。
【推進手順】
(1)検討会による課題と解決策の整理
福祉、保健、就労、教育、矯正等の担当部局職員により構成する検討会を設置して、分野横断的に青少年育成に関する課題と解決策を整理し、青少年意識調査や計画の策定に取り組む。
(2)鳥取県青少年意識調査の実施
青少年や保護者など合計4,900名を対象に調査を行い、意識や行動の実態を把握し、鳥取県子ども・若者計画(仮称)の策定及び青少年が関連する県の施策の基礎資料とする。
(3)鳥取県子ども・若者計画(仮称)の策定
現行の計画等は策定から相当の期間が経過しているため、青少年を巡る環境の変化に応じた見直しを行い、青少年施策に関する新たな指針とする「鳥取県子ども・若者計画(仮称)」を策定する。
新計画の策定に当たっては、「時代の変化への対応」「青少年・保護者の意識」「他の関連する法律・計画との整合性」を勘案する。
<現行の計画等>
・「とっとり21世紀青少年育成基本構想」(平成15年2月策定)
・「青少年の健全育成に向けた今後の方向性(青少年問題協議会の提言)」(平成19年8月策定)
(4)日常生活では得難い体験の機会の提供による人財育成【別事業で要求、計上】
創造性や、やる気を持った青少年の人材づくりに資する事業を実施する。
○中・高校生のための知的冒険事業
<別途計上1,819千円>
中・高校生を対象に、学校や家庭ではできない体験の機会を提供することで興味・関心の広がりや学習のきっかけをつくる。
【体験の分野】
・郷土の自然・歴史: 山陰海岸、里山、史跡等の現地を訪れるフィールドワーク 等
・創造活動: 芸術(絵画・書道ほか)、建築、デザインなどの創作活動 等
・科学: 生命、ロボット、食物、情報等に関する実験 等
【方法】
県内の大学に委託し、大学教員の指導の下、丸1日の少人数の講座を実施
○ものづくり道場支援事業<別途計上1,078千円>
鳥取大学が中心となって構成する「ものづくり協力会議」が、県内3カ所に整備した「ものづくり道場」で、子どもたちにものづくりや科学技術を教えることができる指導者養成等の取組を支援する。
【支援の内容】
・ものづくり指導者の養成講座