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平成23年度予算
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

鳥取へIJU!アグリスタート研修事業

将来ビジョン関連事業(新時代への扉をひらく/食のみやこ鳥取県)

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農林水産部 経営支援課 農業参入支援係  

電話番号:0857-26-7261  E-mail:keieishien@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 7,515千円 0千円 7,515千円 0.0人
補正要求額 2,505千円 0千円 2,505千円 0.0人
10,020千円 0千円 10,020千円 0.0人

事業費

要求額:2,505千円    財源:単県   追加:2,505千円

事業内容

1 事業概要

(財)鳥取県農業農村担い手育成機構(以下「機構」)が、県内での就農希望者農業研修生として雇用し、先進農家等を受入先とした実践現地研修を実施することにより、円滑な新規就農者の確保、早期育成を図る。

2 予算要求対象となる研修と改善方向

<対象>5期生(H24.2研修開始)

    <改善方向>
     @研修生個々の実情に応じた研修を実施するため、研修期間
      を最大2年に延長
     A募集を年1回とし、募集人数を15名から20名に増員(5名増)

3 事業の内容

(1)内容  
項目
要求
財政課長意見
差引(追加要求)
 研修生の採用数
 (H24.2募集生)
20人(2年間)
15人(2年間)
5人
 *なお、募集は20人で行うが、研修中途での早期就農をすすめるものとする。
 *研修指導員の設置費(40千円/人/月)、農大での集合研修の回数(2回/年)は財政課意見のとおりとする。
 
 
(2)事業項目別の要求額                  単位:千円
項目
事業内容
要求額
財政課長意見
差引
(追加要求額)
研修生雇用
支援事業
 就農希望者に対する実践現地研修の実施
8,380

(74,800)
6,285

(56,100)
2,095

(△1,700)
研修指導員
設置事業
 研修生に対し、農業技術等の指導を行う研修指導員の設置
2,000

(22,000)
1,200

(13,200)
400

(△400)
農業大学校
サポート研修
費助成事業
 研修生に対し農大が実施するサポート研修等に対する助成
40

(524)
30

(363)
10

(21)
合 計
10,420
(97,324)
7,515
(69,663)
2,505
(△2,079)
*1 ()内は債務負担行為額(H24,25年度)
*2 農業大学校サポート研修費助成事業の研修については、査定どおり年2回とするが、年度内実施も想定し2重計上としている。

4 要求理由

 雇用創造1万人PTのやらいや新規就農プロジェクトでは4年間で農業分野での雇用創出目標を600人としており、このうち自営就農者を200人(50人/年)としてさまざまな検討を行っているところであるが、当事業はこれを実現するための主要事業の一つとして位置づけられる。
  1.  事業主体の機構は過去2年間の研修事業を行いながら、研修カリキュラムの検討・農地の確保に向けた関係機関との連携など、定着率向上に向けた改善を行ってきており、その成果もあがってきている。
  2.  平成23年度は、3期生(H22.9研修開始)、4期生(H23.2研修開始)について、それぞれ15名定員で募集したが、採用を絞った上で3期生9名、4期生10名の計19名が研修を実施し、ほぼ全員が就農する見込みとなっている。
  3.  このような実績を踏まえ、募集定員は20名(5名増)とし、今年度からスタートする機構保有地を活用した研修事業を併用するなどして、「着地型」の研修体系の構築を図るものとする。
  4.  なお、本格研修での就農を目標とし、早期の就農ができるよう効率的な研修を実施するとともに、研修生の状況に応じて適切な時期に就農できるよう運用するものとる(2年目に研修を行うものを10名と想定)。

5 研修におけるJAとの関わり

 これまでも、相談や面接からJAが参画するなど、就農に至るまでの過程にJAが関与しながら研修を実施している。    (例)集団面接会(ドラフト会議)のJAの参画
     JA鳥取中央は子会社(アグリラテール大黒)での研修実施
     JA鳥取西部は新規就農者等への斡旋も視野に入れ、遊休農地対策センターを設立
  •  機構は8月に評議員、理事としてJA役員も機構運営に関与する体制を整備しており、研修に係るJAのこれまで以上の参画を進めている。
   (例)研修生選考委員としての参画
      就農計画検討会への参画
      中古小型機械の情報収集
  •  今後は、JAとの連携により就農地や機械の確保など就農時の支援強化だけでなく、就農後の仲間つくりや営農指導など、「着地型」支援体制の一層の強化と着実な実施が期待される。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
<政策目標>
・新規就農者の確保 4年間600人(農業部門)

<取組状況>
 ★就農者希望者に対する「着地型」支援の試み
 ・関係機関が受入から就農まで関与する体制づくり
   →相談段階でのJAの参画
   →市町村、JAが参加した集団選考会(ドラフト会議)の開催
   →関係機関による研修生の個別検討会の早期開催
 ・農地確保に向けた取組強化
   →地元農家の協力を得ながら農地を斡旋(米子地区)
   →機構による就農予定地の中間保有
 ・独立就農に向けた人材の確保
   →過去の農業体験(前ごなし)の重視
   →鳥取県へのかかわり(縁)の重視
 ★得られた成果
 ・市町村やJAの受入に係る意識改善
 ・定着率の向上(46%(1期)→73%(2期)→78%(3期(見込み))
 ・研修に係る相談の増加(研修の認知度上昇)

これまでの取組に対する評価

<自己評価>
・3期生までの応募状況としては、約7割が県外者となっており、IJUターン希望者向け支援策としての展開効果が期待できる(情報発信においては移住定住促進室と連携。県外事業説明会の開催、田舎暮らし系雑誌への広告掲載等、県外者向けの情報提供に配慮)。

・これまでの研修運営においては、研修生や受入農家、市町村等関係機関から次のような意見が寄せられている。
 (主な意見)
  ・技術や経営ノウハウの習得期間として、1年間の研修は短い。
  ・受入農家によって指導力、指導内容に温度差がある。
  ・研修後の進路は研修生によってそれぞれ異なるため、個々の方針、希望に即したきめ細かい対応をしてほしい。

・これらの意見を踏まえ、研修生の定着率をいかに高めるかが今後の課題と認識しており、今年度実施された「事業棚卸し」においても定着率の向上に向けた制度改善が必要と評価されたところ。

・研修生を確実に担い手に育成できるよう、研修後の定着率向上を図るため、研修期間、受入人数等についての見直しとともに、農協との連携による研修制度の組み立て等、より効果的な制度設計を行う必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

新規就農、企業促進、農業への参入の促進

関連する政策目標

新規就農者の確保(目標)年間100人



要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 7,515 0 0 0 0 0 0 0 7,515
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 2,505 0 0 0 0 0 0 0 2,505
保留・復活・追加 要求額 2,505 0 0 0 0 0 0 0 2,505
要求総額 10,020 0 0 0 0 0 0 0 10,020