概要
平成22年度に実施した江府町荒田地区におけるオオサンショウウオ用魚道の検討委員会での検討結果に基づき、詳細検討を行う。
補正要求理由
平成22年度に順次開催してきた荒田川下流部にある落差工の落差解消を目的としたオオサンショウウオ魚道検討委員会が、3月末になり漸く方向性を出せたため、今回詳細検討の要求をするものである。
6月補正要求する理由として、現在荒田川上流部で詳細設計中の砂防堰堤が、平成23年度に用地買収と一部の工事予定であることが上げられる。(オオサンショウウオの遡上に支障のないスリット型砂防堰堤の予定)
オオサンショウウオ保護に関心の深い流域を含む武庫地区一帯の住民感情にも配慮し、上流砂防堰堤工事着手に併せ、下流部の当該落差工の魚道設計を今年度中に終え、H24年度に工事を行うことで、H25年度には一連区間での河床の連続性が確保される。
このため、6月補正予算で要求するものである。
内容
魚道詳細検討
これまでの経過
検討委員会(詳細別紙)
●第1回(H23年1月)※
・現状説明及び魚道実施例の紹介
・留意事項の確認
●第2回(H23年2月)
・素案の提示と意見交換
●第3回(H23年3月)
・修正案の提示と意見交換
・方向性確認
※第1回の検討委員会がH23年1月にずれ込んだ理由として、設計中の砂防堰堤が、オオサンショウウオの生息域を考慮して選定に手間取ったため、地元への計画説明が1月まで延期されたことによる。
今後の工程
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
昨年度、地元の関係者・有識者を主体として、学識者・行政関係者がフォローする形態の委員会を立ち上げ、議論を重ねてきた。地元の関係者も、普段からオオサンショウウオが身近な存在であるだけに、委員就任の要請にも積極的に関わっていただいた。
これまでの取組に対する評価
住民ニーズの計画への導入という点については、十分な議論が出来たのではないか。